生命・環境科学部 臨床検査技術学科
山本 勇 教授
本田 晃子 准教授
パラオキソナーゼ1、遺伝子多型、心線維芽細胞、マクロファージ

血液細胞の顕微鏡による観察は血液検査の基礎です。
先輩に指導を受けながら確認していきます。
心筋梗塞や脳梗塞は動脈硬化を基に発症します。
抗動脈硬化作用を持っている物質は、これらの疾患の発症を抑制します。肝臓でつくられるパラオキソナーゼ1にはこの抗動脈硬化作用があります。パラオキソナーゼ1は血中ではHDLに結合しており、動脈硬化の発症の基となるLDLの酸化変性を防ぐといわれています。つまりパラオキソナーゼ1が高活性なほど動脈硬化は進展しにくくなります。
さらにパラオキソナーゼ1にはアミノ酸変異(Gln 192Arg)を伴う遺伝子多型が存在し、これは酵素活性の変化を伴います。
現在、この遺伝子多型と早期動脈硬化症の指標となる頸動脈内膜中膜厚との関係について動脈硬化が進行しやすい傾向がある糖尿病患者さんにおいて検討しています。遺伝子型により動脈硬化進展に差が存在するような場合には、進展しやすい遺伝子型の人ではより早期からの予防対策が必要になります。また同一個人内でもパラオキソナーゼ1活性には変動があるため、変動要因について検討しています。この活性を高める生活習慣、さらに薬剤などが判明すれば、動脈硬化の進展を抑制する日常の管理目標設定や内服薬の使用が可能になります。
さらに、ラット心線維芽細胞を用いて、薬剤による心機能障害について検討します。いろいろな疾患に関与しているマクロファージの機能について検討を行っています。
疾患と遺伝子多型(個人差)について考えてみよう。
6号館 3階
(2009年度現在)
大橋 麻衣子
高木 優衣
高橋 愛
竹村 歩美


