○学校法人麻布獣医学園利益相反マネジメントポリシー
平成22年3月16日
ポリシー
学校法人麻布獣医学園(以下「学園」という。)は、創設者與倉東隆先生の建学の精神である、学理を討究し実践を重んじる誠実なる校風を受け継ぎ、人と動物との共存及び、人と自然環境との調和の途を探求することを目的として獣医学、動物応用科学及び環境科学に関する専門の知識を教授研究し、その応用力の展開をはかるとともに、進んで学術の進歩と国民生活の向上に寄与し、平和社会の建設に貢献することとしている。
さらに、教育・研究に加え、学園の更なる活性化と発展のために、「ヒト」、「動物」又は「生物を取り巻く環境」を基盤とした教育研究における特徴・個性の顕在化と、知的資産ポリシーに基づく社会貢献(研究成果の社会的普及、産学官連携・共同研究の推進、研究成果の発展・深化、対価の回収)を推進する社会貢献活動も学園が果たす使命の一つに掲げ、その具体施策として産学官連携活動等を積極的に推進している。
しかし、産学官連携活動等が活発になればなるほど学園の責務や学園としての公共の利益が阻害される、いわゆる利益相反が起こる可能性がある。利益相反は違法でない場合でも、それによって社会的信頼を損なうことになれば、学園としての存在意義を失うことになりかねない。利益相反が発生した場合に、その弊害を可能な限り小さくする措置が必要である。
そのために、学園は、以下の考え方に基づき、利益相反マネジメントを実施する。
利益相反マネジメントに関する基本的な考え方
1 役職員等が安心して取り組むことができる透明性の高い産学官連携活動等の社会貢献活動を推進するために、利益相反マネジメントシステムを構築し、継続的に運用する。
2 利益相反による弊害を抑えることが自らの責務であることを役職員等が認識するよう、利益相反に関する啓発活動を実行する。
3 役職員等に対して利益相反マネジメントに必要な情報の開示を求め、規則等に則り適切に対処する。
4 社会的信頼のもとに産学官連携活動等を推進するために、利益相反マネジメントシステムについて広く産業界等に対して理解と協力を求める。
5 産学官連携活動等に伴う利益相反に関する社会への説明責任を果たす。
6 このポリシーは、理事会が定める。
附則
このポリシーは、平成22年3月16日に制定し、平成22年4月1日から施行する。