○麻布大学学修の成果に係る評価等の基準(アセスメント・ポリシー)
平成31年3月7日
基準
麻布大学(以下「本学」という。)では、以下の評価指標を活用し、各部局で定める卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)、教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)及び入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)(以下「三つの方針」という。)に基づき、学修成果の把握及び検証を行い、教育、学習及び学生支援等の改善に生かすこととする。
1.評価計画の策定
内部質保証責任組織である教育研究会議において、毎年度評価計画(以下「アセスメント・プラン」という。)を定める。
2.検証体制及び手続
(1) 学士課程の検証体制及び手続
教育研究会議はアセスメント・プラン(学士課程)を定めるとともに、教務委員会を通じて各学部・各学科(以下「各部局」という。)に対し、アセスメント・プラン(学士課程)に従い、三つの方針に基づいて学修成果を評価及び検証するよう期限を付して指示する。各部局は三つの方針に沿って教育活動等が行われているか、また把握した学修成果に基づき教育内容及び教育方法が適正であるか評価及び検証し、教務委員会に報告する。教務委員会はその結果を取りまとめて教育研究会議に報告する。教育研究会議において学長が本学の掲げる理念・目的の実現に向けた取組がなされているか確認を行い、改善を要する事項があると判断した場合は、教務委員会を通じて当該部局に対し、改善を指示する。
なお、GPA、入学試験結果、プレースメントテスト結果及び入学者アンケート結果を検証する場合、前段中の「教務委員会」とあるのは、「GPA」及び「プレースメントテスト結果」にあっては「教務委員会並びに獣医学部入学者選考委員会及び生命・環境科学部入学者選考委員会」、「入学試験結果」及び「入学者アンケート」にあっては「獣医学部入学者選考委員会及び生命・環境科学部入学者選考委員会」とする。また、検証に当たっては、各委員会それぞれで行うこととする。
(2) 博士前期課程及び博士課程・博士後期課程の検証体制並びに手続
教育研究会議はアセスメント・プラン(博士前期課程・博士課程・博士後期課程)を定めるとともに、各研究科・各専攻に対してアセスメント・プラン(博士前期課程・博士課程・博士後期課程)に従い、三つの方針に基づいて学修成果を評価及び検証するよう期限を付して指示する。各研究科・各専攻は三つの方針に基づき教育活動等が行われているか、また把握した学修成果に基づき教育内容及び教育方法が適正であるか評価及び検証し、教育研究会議に報告する。教育研究会議において学長が本学の掲げる理念・目的の実現に向けた取組がなされているか確認を行い、改善を要する事項があると判断した場合は、当該部局に対し、改善を指示する。
3.検証結果の取扱い
検証結果について、「麻布大学内部質保証規程」及び「内部質保証のための全学的な方針及び手続」に則り、教育研究会議における学長改善指示に基づき、教育、学習及び学生支援等の改善に取り組むこととする。
4.アセスメント・プランの対象となる評価指標
(1) 学士課程を対象とする評価指標
検証方針 | 評価指標 | 授業レベル | プログラムレベル | 大学レベル | ||
教員 | 学部学科 | 入学者選考委員会 | 教務委員会 | 教育研究会議 | ||
DP | DPに明示した学修成果の各項目における総合的な修得度及び教育課程構成比率 | ○ | ○ | ○ | ||
サイエンスリテラシーテスト | ○ | ○ | ○ | |||
コンピテンシーテスト | ○ | ○ | ○ | |||
学位授与数・標準年限卒業率 | ○ | ○ | ○ | |||
就職率・大学院進学率 | ○ | ○ | ○ | |||
国家試験合格率 | 獣医学科 獣医保健看護学科 臨床検査技術学科 | ○ | ○ | |||
GPA | ○ | ○ | ○ | |||
卒業生調査 | ○ | ○ | ○ | |||
企業調査 | ○ | ○ | ○ | |||
在学生調査 | ○ | ○ | ○ | |||
CP | DPに明示した学修成果の各項目における総合的な修得度及び教育課程構成比率 | ○ | ○ | ○ | ||
GPA | ○ | ○ | ○ | |||
進級率(留年率)・退学率・休学率 | ○ | ○ | ○ | |||
授業外学習時間 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
科目成績 | ○ | ○ | ||||
在学生調査 | ○ | ○ | ○ | |||
授業評価アンケート | ○ | ○ | ||||
AP | GPA | ○ | ○ | ○ | ○ | |
プレースメントテスト | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
入学試験結果 | ○ | ○ | ○ | |||
入学者アンケート | ○ | ○ | ○ |
DP:卒業認定・学位授与の方針/CP:教育課程編成・実施の方針/AP:入学者受入れの方針
(2) 博士前期課程及び博士課程・博士後期課程を対象とする評価指標
① 博士前期課程
検証方針 | 評価指標 | 授業レベル | プログラムレベル | 大学レベル |
教員 | 研究科 | 教育研究会議 | ||
DP | サイエンスリテラシーテスト | ○ | ○ | |
コンピテンシーテスト | ○ | ○ | ||
学位授与数・標準年限修了率 | ○ | ○ | ||
ルーブリック評価 | ○ | ○ | ||
学会発表件数 | ○ | ○ | ||
就職率 | ○ | ○ | ||
CP | 科目成績 | ○ | ○ | |
学会発表件数 | ○ | ○ | ||
授業評価アンケート | ○ | ○ | ||
特別講義受講回数 | ○ | ○ | ||
他研究科・他専攻の授業科目履修者数 | ○ | ○ | ||
AP | サイエンスリテラシーテスト | ○ | ○ | |
コンピテンシーテスト | ○ | ○ | ||
入学試験結果 | ○ | ○ |
DP:卒業認定・学位授与の方針/CP:教育課程編成・実施の方針/AP:入学者受入れの方針
② 博士課程・博士後期課程
検証方針 | 評価指標 | 授業レベル | プログラムレベル | 大学レベル |
教員 | 研究科 | 教育研究会議 | ||
DP | サイエンスリテラシーテスト | ○ | ○ | |
コンピテンシーテスト | ○ | ○ | ||
学位授与数・標準年限修了率 | ○ | ○ | ||
ルーブリック評価 | ○ | ○ | ||
論文発表件数 | ○ | ○ | ||
学会発表件数 | ○ | ○ | ||
就職率・就職分野 | ○ | ○ | ||
CP | 科目成績 | ○ | ○ | |
論文発表件数 | ○ | ○ | ||
学会発表件数 | ○ | ○ | ||
授業評価アンケート | ○ | ○ | ||
特別講義受講回数 | ○ | ○ | ||
AP | サイエンスリテラシーテスト | ○ | ○ | |
コンピテンシーテスト | ○ | ○ | ||
入学試験結果 | ○ | ○ |
DP:卒業認定・学位授与の方針/CP:教育課程編成・実施の方針/AP:入学者受入れの方針
この基準は、平成31年3月7日に制定し、同日から施行する。
この基準は、令和元年10月25日に改正し、同日から施行する。
附則
この基準は、令和5年4月26日(設置届出日)に改正し、令和6年4月1日から施行する。
附則
この基準は、令和6年7月29日に改正し、同日から施行する。