学科紹介 - 動物応用科学科
教育目標
動物応用科学科は、日本で最初に動物人間関係学に取り組んできた学科です。この分野は、人と動物の両面からのアプローチが必要なため、効率的かつ意欲的に学べるよう、学科開設以来2回のカリキュラム改革を実施してきました。そして、平成19年度から専門分野の教育をさらに強化したコース制を導入し、野生動物学を含めた動物人間関係学の全体像を習得できるよう、さらに充実したカリキュラムを作り上げました。
これにより、遺伝子から細胞・個体までを対象に生命現象とその応用を学ぶ動物生命科学と人の健康・福祉・教育へ役立てる動物の特性とその応用を学ぶ動物人間関係学の全体像を体系的に学ぶことができ、人と動物の共生をめざした社会での活躍が期待されます。
カリキュラムの特色
動物応用科学科では、動物と人間を取り囲む社会的・科学的環境の変化にともない、「動物生命科学コース」と「動物人間関係学コース」の2コースを設置します。
基礎から専門教育へと積み上げていき、希望のコースを選択して学びます。
動物生命科学コース
遺伝子をはじめとする生命現象とその応用領域について、最新で高度な専門知識と技術の習得をめざします。中級・上級バイオ技術認定試験、家畜人工授精師に向けての科目を履修できるほか、実験動物一級技術師の受験資格を得ることができます。
動物人間関係学コース
動物の持つヒーリング能力を、福祉や教育の現場で有効に活用するために、多くの実習を通し実践的に学びます。その領域はペットから野生動物まで多岐にわたり、野生動物の生息する地域の保全管理についても学びます。
障害者乗馬インストラクター、ドッグトレーナー/インストラクター、生物分類技能検定などの資格をめざします。
TOPICS 犬の問題行動を「科学的」に解決する
人を見ればすぐ吠える。散歩をすればがんがん引っ張る。尻尾をふりふり突然噛みつく。すぐに仲間とケンカする。 今、こうした問題行動を示す犬が増えています。アメリカでは、安楽死の大半が問題行動を示す犬だと言われています。
動物応用科学科では、試行錯誤による経験的な方法ではなく、科学的なアプローチに基づいて原因を究明し、適切な治療法が試みられています。 また、問題行動に関わる遺伝子の解析、さらには地震感知遺伝子の探索も進められています。
TOPICS 野生動物(ニホンジカ)の現地調査
野生動物学研究室では宮城県の金華山島でニホンジカの調査をしています。その一環として、秋と春に1頭ずつ名前のついたシカを生け捕りにして、計測や必要なサンプルを採取しています。写真は作業が終わって解放されるシカです。このような調査を10年上継続した結果、シカの成長や一生に起きるできごとなどを含めて、これまで知られていなかったことが次々と明らかになってきました。また頭数調査や植物との関係などについての研究もおこなっています。
-野生動物学研究室 高槻成紀-







