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世界初!マウス体内で成熟させた豚精子を用い、正常な子豚が誕生

2010年2月 2日 17:15

プレスリリース

獣医学部 動物繁殖学研究室 柏崎直巳教授が、独立行政法人農業生物資源研究所と
共同で行った研究において、世界初の手法を開発しました。


【ポイント】
■子豚の精巣を免疫不全マウスに移植し、その体内で豚成熟精子を作出。
■成熟精子を成熟卵と授精させた後に雌豚に移植し、子豚を分娩させることに世界で初めて成功。
■家畜だけでなく絶滅危惧種や稀少な動物の保存・利用の基盤技術として期待。


【概要】
農業生物資源研究所と麻布大学は、子豚の精巣を免疫不全マウスに移植することで精子を成熟させ、この精子を豚の成熟卵に顕微授精(卵の細胞質に精子を注入する方法)して得られた受精卵を雌豚に移植する方法で、世界で初めて子豚の分娩に成功しました。

哺乳動物ではこれまで雄の成熟した精子を採取して凍結し、保存・利用してきましたが、絶滅危惧種などの貴重なほ乳類の精子は常にその採取の機会や量が制約されています。

今回開発した手法は、精巣組織を免疫不全動物に移植し、その移植組織の中で未成熟精子を発育・成熟させ、繁殖に利用するものです。家畜のほか、野生動物にも応用可能であり、未成熟の個体や事故等により死亡した希少な雄動物への適用も考えられます。そのため、本技術は絶滅が危惧されるアジアの貴重な豚品種など遺伝資源の新たな保存・利用法の基盤技術として期待されます。


本資料は農業生物資源研究所より、筑波研究学園都市記者会、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブに配信され、また、麻布大学より、相模原市記者クラブ、神奈川県県政記者クラブ、文部科学省記者会に配信しています。

(2/2 プレスリリース配信)


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