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プレスリリース:「イヌはヒトの笑顔を見分ける」
2011年2月28日 10:00
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【発表内容】
イヌがオオカミから分岐し、ヒトとこれほどまでに密接な関係を結ぶことができるようになった経緯ついては、いまだ明らかになっていません。しかし、イヌが進化の過程でヒトに似たコミュニケーション・スキルを獲得してきたことは既に多くの研究で示されており、その能力が現在のようなヒトとの共生関係を可能にした大きな要因であると考えられています。また、そのようなイヌの社会的認知能力は、ヒトの近縁種であるチンパンジーやイヌの祖先のオオカミよりも優れている点があることがわかっており、イヌの進化過程を解明する鍵として非常に重要な研究対象となっています。
今回我々は、イヌの持つヒトに似たコミュニケーション・スキルの一環として、ヒト同士のコミュニケーションにおいて非常に重要であるヒトの表情弁別がイヌでも可能かどうかを調査し、イヌがヒトの笑顔と無表情を弁別できることを明らかにしました。ヒトの近縁であり顔構造も極めて類似している霊長類においても、ヒトの表情弁別は部分的に困難であると言われていますが、本研究によって、イヌがヒト社会において、ヒトの表情を認識しながらより調和的に行動している可能性が示されました。これはヒトとイヌとの共生関係構築の理解のみならず、ヒト‐ヒト間での円滑な視覚的コミュニケーション成立のメカニズム解明のモデルとしても非常に高い価値が期待されます。
【発表者】
特任助教 永澤 美保(麻布大学 獣医学部)
大学院修了者 村井 謙介(麻布大学 大学院獣医学研究科)
講 師 茂木 一考(麻布大学 獣医学部)
教 授 菊水 健史(麻布大学 獣医学部 伴侶動物学研究室)
取材申し込み・お問い合わせ先
麻布大学 総務部 経営企画課(入試・広報)栗村
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