学校法人 麻布獣医学園

学園の概要ABOUT

入学式における理事長祝辞

 麻布大学を設置します学校法人麻布獣医学園を代表してご挨拶を申し上げます

今日は少し肌寒いですが、遅れていた桜も満開になりました。
新入生の皆さん、そしてご父母の皆さん、ご入学おめでとございます。本学の歴史は先ほどの学長の式辞のとおりですが、今年は、新しい学科、獣医学部獣医保健看護学科に初めての新入生をお迎えしました。すでにある2学部5学科がそうであるように、本学で培われてきた生命科学の教育研究の長い歴史の上にたって、これから先生方とともにⅠ期生として本学の動物保健看護学分野の教育研究を育んでいかれることを期待しております。
 
さて、新入生の皆さんはこれから麻布大学で各分野の学理を学び、
そして大学での生活を通じて様々な人、物事と出会うことになります。私自身は教育者ではなく教育関係者に過ぎませんが、ある著名な教育者の方から大学とはどのような場所かというお話しをお聞きしました。大学とは、知識・技術を備え、思考を繰り返して知性を磨き、理念、善なる意思を求め続ける場だとのことです。社会全体を見れば、持続可能な社会、脱炭素化の実現、デジタル社会への対応が言われ、また不確実性の時代とも言われています。後に振り返れば、限られた、短い時間として思い出されることになろうかと思いますが、この時間は、皆さんがこれから各分野の専門家、技術者として将来にわたって学び続け、社会、生活者が抱える様々な課題の解決に当たっていくための大切な時間となります。

 学園の中期目標・中期計画の行動指針には、学生、生徒の成長を第一に考えるとあります。そして、皆さんの思いもしっかりと受けとめ、社会の動きを見つめ、教育研究を実践していくとあります。本学が、充実した学びの場、出会いの場となるよう役員、教職員一体となって教育環境の整備に努めていきたいと考えています。

 本学において、教えを授け将来に導いていく教員、将来にわたり励まし合い高めあう友人と出会われること、そして何よりも健康で充実した大学生活を送られること祈念してお祝いの言葉とさせていただきます。

令和6年4月6日
学校法人麻布獣医学園理事長
小倉 弘明