学校法人 麻布獣医学園

学園の概要ABOUT

理事長のご挨拶

理事長就任にあたって

 NUN06230_.jpgこのたび、学校法人麻布獣医学園第17代理事長を拝命いたしました。就任にあたり御挨拶を申し上げます。
 高校、大学は、生徒、学生の皆さんにとっては、これからをも方向付ける大切な学びの場であり、様々な物事との出会い場でもあります。麻布獣医学園は、新たに第4期中期目標・中期計画のミッションステートメント(行動指針)を策定し、学生・生徒の成長を第一に考え、常に学生・生徒の夢と希望を正面から受け止め、社会の変化を見通して、社会に貢献するよう、教育研究を実践していきます。
 社会全体に目を向ければ、グリーン社会の実現、持続可能な開発のための目標SDGs、デジタル化の推進とその先のサイバー空間とフィジカル空間を融合させたSociety5.0の実現などの目標が並び、科学技術についていえば破壊的イノベーションの創出など今までの連続でない取組みの必要性が言われています。このような動きも背景に、大学においても「出る杭を引き出す教育プログラム」やデータサイエンスセンターも組織とする大学教育推進機構の設置など新たな取組みがはじまっています。
 一方で、長く大学のビジョンとして掲げられてきた「実学の麻布」として、このような社会の変革の中で、生活者の日々の営みとそれから派生する様々な課題と向き合い解決をしていくことも引き続き大切です。このような変革が進む社会でどのような役割を果たすにせよ、幅広い確かな知識、技術と前を向く心持ちが必要であり、それを育む学びの場を学長をリーダーとする教学サイドとよく連携し維持、発展させていくのが学園の役割だと考えます。
 学園の運営も少子化の進展など社会の変化の中で解決していくべき様々な課題があります。昨年来、新型コロナウイルス感染症の影響で学生、生徒の皆さんは不自由を強いられ、残念な思いを重ねられたと思います。一方で、結果的に多様な教育プログラムや各方面との連携を容易にする教育現場での情報通信技術ICTの利用体制も整備されてきました。
 麻布獣医学園は、明治23年の創立以来の歴史を持ち、それは、その間の社会の大きな変化と窮地に対応し乗り越えてきた歴史でもあります。
 これからの学園の継続、更なる発展に対しまして、皆様の御支援、御協力をよろしくお願いいたします。

令和3年9月17日 理事長 小倉弘明

理事長プロフィール

1959年 鳥取県生まれ

略歴
1984年3月 麻布大学大学院修士課程獣医学専攻科修了
1984年4月 農林水産省入省 動物検疫所門司支所配属
2010年10月 農林水産省生産局畜産部畜産振興課草地整備推進室長
2013年4月 農林水産省大臣官房調査官(消費・安全局動物衛生課)
2014年4月 農林水産省動物検疫所長
2018年4月 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
動物衛生研究部門長
2019年7月 農林水産省大臣官房審議官(消費・安全局)
2020年3月 農林水産省を定年退職
2020年6月 学校法人麻布獣医学園理事
2021年9月 学校法人麻布獣医学園理事長
その他の役職

一般社団法人全国肉用牛振興基金協会専務理事

一般財団法人生物科学安全研究所評議員

公益社団法人畜産技術協会理事 ほか