学校法人 麻布獣医学園

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卒業式における理事長祝辞

平成29年度 麻布大学卒業式 理事長祝辞

平成29年度 麻布大学 卒業証書・学位記 授与式 ならびに大学院 学位記授与式が挙行される、この良き日にあたり、麻布獣医学園理事長として、お祝いを申し上げます。

卒業生の皆様、ご卒業、おめでとうございます。ならびに、大学院修了者の皆様、修了おめでとうございます。皆様に心よりお祝いを申し上げます。また、卒業生ならびに修了者をこれまでサポートしていただきました、保護者の皆様、ご家族の皆様をはじめ、すべての関係者の皆様にも、お祝いを申し上げ、同時に、麻布大学に対しまして、これまで、ご協力とご理解を賜りましたことに対し、厚く御礼申し上げます。

皆様は、この相模原市淵野辺に位置する麻布大学で「学び」、精励され、「地球共生系:人と動物と環境との共生を目指して」という教育・研究の理念のもと、「やり抜く力」を発揮され、学業を修めたということになります。そして、その証として、学部の卒業生の皆様には「学士」、大学院の修了者には「修士」若しくは「博士」の学位が授与されたといことでございます。

これから、皆様は、様々な世界へ羽ばたいていかれることとなるわけですが、現在の社会には、たいへんに厳しい現実がございます。日本においては、急速な「少子高齢化」、「グローバル化」、さらには「情報通信技術や人工知能の飛躍的な発展」、そして、地球規模の視点では、「地球温暖化」、「人口増加」、「経済格差」、「食料の増産」など、多くの課題が山積しております。これらの変化や課題が、社会の構造やしくみを大きく変えようとしております。まさに「激動の時代」であります。皆様は、これらの変化や課題をチャンスとしてとらえて、これらの人類の抱える多くの課題を解決するべく、ご活躍していただきたいと存じます。とくに、麻布大学で総合生命科学を学んだ皆様には、「科学者としてのマインド」を意識して、これらの課題に対峙していただきたいと思います。科学者としての基本的なマインドを示す格言として、著名な理論物理学者で、相対性理論を提唱し、ノーベル賞受賞者でもあるアインシュタイン博士は、

"Learn from Yesterday, Live Today, Hope for Tomorrow. The important thing is not to stop questioning."
昨日、過去から学び、今日を生きる、そして、明日に、未来に、希望をもとう。大切なことは常に疑問を持つこと、疑問を持たない状況に陥らないことである

と言っております。まさに科学者としてとても重要な心構えです。そして皆様には、麻布大学で培った「チャレンジ精神」や「ポジティブな思考」がございます、これらの考え方を大切にして、そして「夢」と「希望」に向かって、積極的に、自信をもって、しかしながら、素直に、謙虚に、笑顔を忘れずに、ご活躍いただきたいと思います。

さて、この麻布大学で、皆様を指導された先生方は、教育・研究の指導者であり、そして「師匠」であるわけです。この「師匠」のことを、英語では「メンター」とよんでおります。ここにおられる多くの卒業生、大学院修了生の皆様は、この麻布大学で、良き「メンター」と出会うことができたものと存じます。さらに、学生生活においても、クラブ活動や研究室での活動などを通して、多くの友人や先輩・後輩との出会いがあったものと思います。皆様は、本日、多くのメンター、友人や先輩・後輩との節目を迎え、それぞれの次のステップへ進もうとされているところであります。そして、皆様、スコットランド民謡に「将来の再会を誓う歌」がございます。「オールド ラング ザイン」という歌でございます。この歌こそが、日本における卒業式の定番の歌、皆様がよくご存知の「蛍の光」の原曲であります。ここに集った皆様も、ぜひとも、メンターの先生方や多くの友人と「将来の再会」を誓い合っていただきたいと存じます。

最後になりますが、本日、ここにご参列いただきました、すべての皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、私のお祝いのご挨拶とさせていただきます。

平成30年3月15日
麻布獣医学園 理事長 柏崎 直巳