学校法人 麻布獣医学園

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平成28年度 麻布大学 卒業式 理事長祝辞

平成28年度麻布大学卒業証書・学位記授与式ならびに大学院 学位記授与式が挙行される、この良き日にあたり、麻布獣医学園理事長として、お祝いを申し上げます。

卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。ならびに、大学院修了者の皆様、修了おめでとうございます。皆様に心よりお祝い申し上げます。また、卒業生ならびに修了者をサポートしていただきました保護者の皆様、ご家族の皆様をはじめ、関係者の皆様にもお祝いを申し上げ、同時に、これまで、麻布大学に対しましてご協力とご理解を賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。皆様は、学部では4年間もしくは6年間、大学院においては、さらに2年間、4年間もしくは5年間と、とても長い時間をこの相模原市淵野辺に位置する麻布大学のキャンパスで「学び」に精励し、「地球共生系 ~人と動物と環境の共生をめざして~」という教育・研究の理念のもと、学業を修めたこととなります。そして、その証として、学部の卒業者には「学士」、大学院の修了者には「修士」もしくは「博士」の学位が授与されたところでございます。

そして、皆様を大学で指導された先生方は、教育や研究の指導者であり、そして「師匠」であるわけです。この「師匠」のことを、英語では「メンター」とよんでおります。ここにおられる多くの卒業生、大学院修了生も、この麻布大学で良き「メンター」と出会うことができたものと存じます。さらに、学生生活においても、クラブ活動や研究室での活動などをとおして、たいへん多くの友人とも出会ったものと思います。そして、この多くの出会いを通じて、麻布大学の「絆」を深めてこられたものと存じます。本日、そのメンターや友人との節目を迎え、さらにそれぞれの道へ進もうとされているところであります。

これから皆様は、社会人としてあるいは大学院生として、様々な世界へ羽ばたいていかれることとなるわけですが、現在の社会には、たいへんに厳しいものがございます。日本においては、急速な少子高齢化、グローバル化、さらには情報通信技術の飛躍的な発展など、これらの変化にともない、社会の構造やしくみが大きく変わっております。まさに「激変の時代」であります。Steve Jobsが率いるAppleからi-Phoneが発売されたのは、10年前の2007年です。この間に急速にスマートホンが普及しました。そして、Googleが開発した人工知能による囲碁のプログラムが、世界最強のプロ棋士に勝利を収める時代になっております。さらに地球規模でも、「人口増加」、「地球温暖化などの環境問題」、「経済格差」が叫ばれ、そして「米国大統領関連の問題」など、まさに「激動の時代」であります。この激しく変化する社会において、皆様は、その「個」の力を高めていくことが極めて重要です。そして皆様は、この社会の変化に適用し、この大きな変化をチャンスとしてとらえて、ご活躍していただきたいと存じます。そのためには、麻布大学で培った「チャレンジ精神」、「ポジティブな思考」を忘れずに、皆様の「夢」と「希望」に向かって、積極的に、自信をもって、しかし、素直に、謙虚に、そして、笑顔をわすれずに活動していただきたいと存じます。

皆様は、在学中の2015年に、この麻布獣医学園の創立125周年を迎えたところでありますが、本学園は、2040年の学園創立150周年に向かって、自ら、日々、改革に取り組んでいるところでございます。卒業生となる皆様は、本日、卒業と同時に、未来の本学園の担い手である「同窓生」となります。今後も、麻布獣医学園は、皆様とともに、連携を深めて、社会における麻布大学のプレゼンスを高めていきたいと存じます。

さて、スコットランドの民謡に将来の再会を誓う歌がございます。「オールド ラング ザイン」という「再会を誓う歌」がございます。この歌こそが、日本における卒業式の定番の歌で、皆様がよくご存知の「蛍の光」の原曲であります。ここに集った皆様も、ぜひ、メンターや友人と「将来の再会」を誓い合っていただきたいと存じます。

最後になりますが、本日、ここにお集まりただきました、すべての皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、私のお祝いのご挨拶とさせていただきます。

平成29年3月15日 麻布獣医学園 理事長 柏崎 直巳