卒業生メッセージ(ウェブ版)
良い作物に必要な良い水とは? 探し求めた先に今の仕事がある
特定化学物質等作業主任者
三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社
事業本部 ウェルシィ事業部 地下水カスタマー営業部 宮下 翔
農業を志し、環境について学べる大学を選ぶ
元々実家が農家だったことから、大学を選ぶ段階では農作物にかかわる仕事がしたいと考えていました。植物を育てるためには良い水と十分な養分が欠かせないことは知っていましたが、その具体的な要因は何かを知るため、最終的に麻布大学に入学することに決めました。
授業では主に、人間が快適に暮らすための条件や動物と人間が共生するための条件など、地球全体のバランスをとるための学びが中心でした。生き物ごとの生存環境を知らないと整備は行えないので、とても勉強になりました。土壌関係については学内の「学術情報センター(図書館)」で調べられましたし、入学した目的は十分に達成できたと思っています。
楽しい学びを発見。それが今の仕事に生きる
きれいな水がある場所ではどういった作物が育つのかを知りたかったこともあり、「水環境学研究室」に所属。水処理と水質分析について深く学ぶ中で、その面白さにひかれていきました。結果として楽しく学ぶことができたという点においても、この大学に入って良かったと感じます。
大学時代で得た水の処理方法や保存方法などにおける知識や経験は、現在携わる「地下水膜ろ過システム」の保守管理に生かされていると感じます。
Win-Winな関係構築をはかり、いつかは農業にも
本インタビューでの撮影場所となった地下水膜ろ過システムは、弊社が麻布大学に設置したものです。このプラントは断水時の非常用として使えるほか、運用コストをおさえられるメリットがあります。製品を通じ、お客様とWin-Win な関係を持てることが、仕事をする上でのやりがいのひとつになっています。
将来は「あの人に任せて大丈夫」と思われる人になりたいです。また、地下水はミネラル豊富なので、農業をやってみたいです。それで根菜類を育てるのも面白そうだと思います。
学びのツール
ブルーライトカットメガネと、"学びの証し"である多色ボールペン。ボールペンは研究室でお世話になった教授から卒業時にいただいたもので、職場でも愛用しています。