麻布大学

獣医学部

獣医学科VETERINARY MEDICINE

獣医師をめざすなら
麻布大学・獣医学科へ

人と動物の関係が多様化する中で、獣医師にも幅広い役割が期待されるようになっています。
そのため本学科には、5つの系統から専門分野を多角的かつ総合的に学ぶことができるカリキュラムが充実。
小動物、産業動物、公衆衛生など多様な分野で活躍できる、優れた獣医師の養成をめざしています。

学びのポイント

40もの研究室で多様な
分野の獣医学を学べる

日本の獣医学系大学で最多の40研究室を学部に擁し、「基礎獣医学系」「病態獣医学系」「環境獣医学系」「生産獣医学系」「臨床獣医学系」から多角的に学べます。

学びのポイント

獣医療の現場と連携した
多彩な実践教育

学内の「獣医臨床センター(附属動物病院)」での実習や牧場実習、「産業動物臨床教育センター(LAVEC)」での実践的な学びなど、カリキュラムは多彩です。

学びのポイント

国家資格取得のための
総合的なカリキュラム

獣医師国家資格の取得をめざす総合的なカリキュラムを設定。6年次後期の「総合獣医学」では学習の総まとめを行い、基礎力・応用力のアップを図ります。

ココが大事!

麻布大学の特徴

●国内だけでなく、海外の専門医資格を持つ教員が在籍

●最先端の技術で臨床獣医師としての実践力を身につけられる

●特許を取得している教員も在籍

●3年次(希望者は1年次)から、研究室での活動が可能

●実験動物のことをさまざまな角度から総合的に学べる

●全国最多のOB、OGが就職をサポート

学科の目的

獣医師としての科学的思考力と応用能力を展開させ、生命と福祉に関わる科学者としての社会的使命を遂行できる能力及び動物の生理や病態、疾病の処置とその予防並びにヒトと動物の感染症、動物性食品衛生及び環境衛生に関する科学的知識と技術を併せ持つ人材を養成することを目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

本学科の教育は、獣医師として高い倫理観を有し、高度な専門知識・技術を身に付けて社会に貢献できる人材を養成することを目的にしているため、次のような人物を求める。

  1. 人や動物、自然が好きな人。
  2. 獣医学に強い関心を持ち、獣医師となることについて明確な目的意識を持つ人。
  3. 獣医師になるための情熱及び他者への思いやりと奉仕の心、高い倫理観を持つ人。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

本学科に定められたカリキュラムをICTを活用して学修することで、次のような人材が育成されることを目標とする。

  1. 獣医師としての専門分野の学問内容についての知識を持つ。
  2. 獣医師として、臨床・家畜衛生・公衆衛生に対応できる専門家としての実践能力を持つ。
  3. 獣医師としての高い倫理観を有し、高度な専門職業人として責任を持った行動をとることができる。
  4. 獣医師である高度な専門職業人として、課題発展能力・問題解決能力を持ち、獣医療の進歩や生命科学に関する社会のニーズの変化に、持続的に対応できる柔軟さと学習意欲を持つ。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

本学科では、動物に関する分子生物、細胞、組織、器官および個体レベルの正常な機能についての知識を基盤として、感染症の原因や引き起こす病態、社会への影響、防疫はもちろん、化学物質が生命に及ぼす影響の客観的評価、動物の疾患の原因特定や予防、治療法とその結果の評価に至るまでの広範囲の獣医学知識と技術を身に付けることで、動物の保健衛生の向上ならびに畜産業の発達に貢献し、また公衆衛生の向上に寄与できる人材を育成することを目標とする。このような広範囲な獣医学専門教育を効率よく学修できるようにするため、ICTを活用する。専門教育を、基礎獣医学系(組織・解剖学、生理・生化学)、病態獣医学系(薬理・毒性学、微生物学、病理学、免疫学)、生産獣医学系(家畜衛生学、産業動物臨床学)、臨床獣医学(小動物臨床学)系及び環境獣医学系(公衆衛生学、実験動物学)の5系のカテゴリーに分け、系内及び系外教員との協力体制の下に教育を展開する。
目的に基づき、以下のような特徴あるカリキュラムを編成する。

  1. 初等年次では、教養から基礎獣医学まで幅広い知識や倫理観を身に付けるために基礎系教員と獣医学系教員の協力による総合的なカリキュラムを設定する。
    生物学、細胞生物学、分子生物学、化学、生態学などの学問の理解を通じて生命の基礎となる知識を身に付けるとともに、科学英語やコンピュータ演習を通じて、ICTを活用した情報収集、レポート作成方法を身に付ける。獣医解剖学、組織学、発生学およびこれらの実習を通じて細胞から個体における動物の形態を、また獣医生理学、生化学およびこれらの実習を通じて動物の機能について学ぶ。また教員および社会人として活躍する獣医師による獣医学概論を通じて、獣医師の仕事や責務など、卒業後の自らの姿を低学年から考える素材を提供する。
  2. 中等年次では、病態獣医学系や生産獣医学系、臨床獣医学系の教員によって、微生物とそれによって引き起こされる病態について学ぶ専門的なカリキュラムを設定する。
    寄生虫学、細菌学、ウイルス学を通じて微生物の動物体内での動態や疾病発症、伝染性について理解する。またミクロからマクロレベルの詳細な病態は、獣医病理学で深く理解できるようにする。
  3. 高等年次では、生産獣医学系、臨床獣医学系、環境獣医学系の教員が中心となり、小動物臨床獣医師、産業動物臨床獣医師、家畜衛生獣医師あるいは公衆衛生獣医師などの獣医師としての専門性を身に付け、実践力を体得するためのカリキュラムを設定し教育している。授業では、基礎獣医学系、病態獣医学系科目で修めた技術や知識を十分応用し、疾病を分子から個体レベルまで理解できるようにする。
    生産負荷をかけられる経済動物である牛や馬、豚などの特性や、疾病の発生機序と病態、診断と治療についての知見をもとに、防疫や疾病予防に関する技術と知識を提供する。また、繁殖学では、豚や牛、馬の生殖とその異常、治療法についての技術と知識を提供する。小動物分野では、さまざまな疾病について、内科学総論、臨床病理学、臨床薬理学、呼吸循環器病学、消化器病学、泌尿生殖器病学、内分泌代謝学、臨床栄養学、神経病学、血液免疫病学、皮膚病学、臨床行動学、外科学総論、手術学総論、麻酔学、軟部組織外科学、運動器病学、臨床腫瘍学、眼科学、画像診断学の立場から診療の技術と知識を提供する。
    臨床系の実習においては、学術情報センターのシステムを活用し、学生が学外においてもPCやタブレットを用いて臨床技術の予習および復習を映像にて学び理解できる環境を提供する。
  4. 問題解決能力を向上させるため、ICTを利用した論文検索で得られた知見や実験等で得られた新知見の集大成として、卒業論文を配置する。
  5. 獣医師として、社会に巣立つための獣医師ライセンスの取得を目的とした獣医師国家試験対策のために、専門教育5系に属する獣医学系全教員の連携による総合的なカリキュラムを設定する。

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