麻布大学

生命・環境科学部

臨床検査技術学科MEDICAL TECHNOLOGY

いのちの尊厳を守り、人の健康に貢献できる
優れた臨床検査技師の養成をめざす

医療従事者として高い倫理観を持ち、チーム医療の一翼を担う、国家資格の臨床検査技師を養成します。臨床検査に関する最新の理論に基づく専門知識、技術を修得できるカリキュラム編成としています。

学びのポイント

国家試験合格を
めざした対策が充実

「臨床検査技師」全員合格を目標に1年次から専門基礎・専門科目を配置しています。3年次以降は対策科目の「総合臨床検査学」やE-learning、模擬試験などが受けられます。

学びのポイント

疾病と臨床検査成績との
関連性を見極める

実習や卒業論文を通じ、疾病と臨床検査成績との関連性を見極める力を養います。また、最新の設備・機器を活用し、チーム医療の一員として活躍できる実践力を養います。

学びのポイント

臨床実習は
全国の病院から選択可能

臨床検査における実践力を養う臨床実習(臨地実習)は、全国の病院から希望の病院が選択できます。3年次後期の10週間、生命と向き合う医療現場で、臨床経験を培います。

ココが大事!

最新設備と豊富な実習で、
即戦力となる臨床検査技師を育成

「臨床検査技師国家資格」全員取得を目標に!

臨床検査技術学科では、3年次から国家試験の対策科目となる「総合臨床検査学」を開講しています。
3年次では「総合臨床検査学Ⅰ、Ⅱ」を履修します。前期では2年次までの基礎知識を復習します。後期では臨床実習を見据えた内容で、臨床データの読み方を国家試験問題と照らし合わせながら幅広く学びます。
4年次では「総合臨床検査学Ⅲ、演習」を履修します。過去問題を制覇した後は応用力をつけていきます。苦手な科目は「読む、書く」という視覚に頼った勉強だけでなく、友人同士で情報交換をしながら「聞く、話す」といった五感を使った勉強も取り入れて効率よく学びます。そういう意味でも仲間がいると大変有効です。仲間と手を取り合い、全員合格を目標にします。

数多くの病院が
臨床実習先の候補となる

麻布大学には、臨床実習が可能な附属病院はありません。だからこそ、さまざまな地域の病院で臨床実習を行うことが可能です。地元に戻って、就職を視野にいれた臨床実習もOKです。

実務経験豊富な教員と最新設備により
即戦力となる臨床検査技師を育成

本学では、臨床検査技師の実務経験がある教員から、自身の経験に基づいた指導を受けることができるため、実践的な技術・知識を身につけることができます。
併せて、生命・環境科学部棟内の分析センターには、最新の医療用生理検査機器を集中管理し、効率的な利用を図っています。
実習では、実務経験のある教員の下、脳波計や心電計、超音波診断装置、眼底カメラなど医療現場で実際に使われている最新機器を活用しながら、即戦力として活躍できる人材を育成します。

学科の目的

基礎学力の充実を図り、臨床検査に関する専門知識、技術を習得し、さらに高い倫理観を有し、高齢者・障害者医療にも対応可能で、感染症対策、栄養サポート、糖尿病療養指導などのチーム医療を実践する一員としてもふさわしい高い能力を有する臨床検査技師を養成する。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

日々進歩を遂げている臨床検査医学にあって、命の尊厳を尊重し、臨床検査技師として他の医療従事者と協働しチーム医療の中で活躍できる人を育成するために、次の様な人材を求めている。

  1. 臨床検査技師として医療分野で活躍したい人。
  2. 臨床検査により得られた情報と疾患との関連に興味を持てる人。
  3. 医療の高度化に伴う専門知識と技術を積極的に習得する意欲のある人。
  4. 臨床検査学を身につけるために必要な基礎学力(特に生物と化学)を有する人。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
  1. 臨床検査で必要となる専門知識と技術を修得し、社会で実践できる能力をもつ。(知識、理解)
  2. 高い倫理観を持ち、チーム医療の一員として活躍できる能力をもつ。(倫理観)
  3. 臨床検査により得られた情報と疾患との関連性を正確に把握できる。(思考、判断)
  4. 臨床検査の専門性を理解し、最新の専門知識と技術を主体的に学び続けることができる。(自律性、関心・意欲)
  5. 自ら課題を発見し、その解決方法を構築する能力、論理的にプレゼンテーションできるコミュニケーション能力をもつ。(態度、表現)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

臨床検査技術学科ではその目的に基づき、医療従事者として幅広い教養、高い専門性および倫理観を身につけるため以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施する。「臨床検査技師養成教育」に必要な80単位を基本として、主に1~2年次に於いて倫理観を養うための生命倫理学、科学英語論文を理解するための基礎科学英語や医学英語などの教養科目のほか、1年次に於いてICTを活用するスキルを身につけるためのコンピュータ実習などの専門基礎科目を取り入れる。

  1. 基礎学力並びに専門基礎学力を身につけるために、1~2年次の早い時期から解剖学、組織学、生理学、微生物学、生化学、病理学、免疫学、医動物学などの専門基礎科目を必修とする。
  2. 専門知識と技術を体系的に学ぶため、2~4年次に於いて衛生・公衆衛生学、医用工学概論などの専門基礎科目のほか、検査管理総論、臨床化学、臨床血液学、病理検査学、臨床検査総論、臨床微生物学、臨床病理学、臨床免疫学、臨床生理学、遺伝子検査学、臨床検査リスクマネジメントなどの専門科目を展開する。
  3. 問題解決に取り組む能力や必要なデータを収集し、論理的にプレゼンテーションできる能力を涵養するため、各学生がそれぞれ研究室に所属し、研究テーマを決めて研究活動に必要な知識と手技を習得(文献読解、実験、データ解析、考察及びプレゼンテーション・発表)する卒業論文を2~4年次に配置する。

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