麻布出る杭プログラム(出る杭を引き出す教育プログラム)
麻布出る杭プログラムとは?
「麻布出る杭プログラム」は、文部科学省の知識集約型社会を支える人材育成事業「出る杭を引き出す教育プログラム」で国内で唯一採択された「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」の略称です。
麻布大学の強みである「動物共生科学」を主軸に、動物 ・食品 ・環境の各分野で研究プロジェクトを行っており、 1年次の後期から、所属学科に関係なく興味を持った研究プロジェク トに参加できます。
2022年度に行われた文部科学省による中間評価では、このプログラムヘの参加学生が大きく成長している点が高く評価され、最高評価となる「S」を獲得 しました。
麻布出る杭プログラムの特徴
- 1年次から取り組める「本物」の研究
- 高校 - 大学 - 大学院の有機的な連携で個々の「出る杭」をさらに伸ばす
・高校生から大学の教育研究を受けられる「いのちと共生の研究プログラム」
・大学院の早期修了が可能に - 海外で研究できるチャンス「海外チャレンジプログラム」
- 学生の行動を可視化
FEATURE 01
1年次から取り組める「本物」の研究
1年次の後期から本物の研究へチャレンジできるだけでなく、研究を通して3つの力が身につきます。

- 専門コア力:自分の専門分野をさらに深く掘り下げる力
高い専門性が求められる研究に1年次から参加することで、専門性とさらに深掘りする力を身につけます。 - 広範展開力:自分の専門性を広く生かすための力
麻布大学の誇る幅広い専門分野の教員から、動物生命や食品、環境を学ぶ「地球共生論」などを設けています。
自分の専門分野で得た知識や考え方を、関連する分野へと展開する力を獲得します。 - 実践力:現場で役立つ力
「フィールドワークセンター」や「データサイエンスセンター」など、実践の場で教育や研究を行います。実社会は答えのない世界です。
その中で最も適切となる答えを見つけ、それに向けて実践する力を養います。受け身の教育では得ることが難しい資質や感覚を磨きます。
FEATURE 02
高校 - 大学 - 大学院の有機的な連携で個々の「出る杭」をさらに伸ばす
シームレスな「学びの環境」を整えることにより、自分の学年にとらわれず、幅広い先端教育を受けることが可能になります。高校生で大学の授業を、大学生で大学院の授業科目をそれぞれ、早期履習できる制度を設けています。高校-大学-大学院をシームレスにつなぎ、みなさんのやる気を見出し「出る杭」をさらに伸ばすことを目指しています。

高校生から大学の教育研究を受けられる「いのちと共生の研究プログラム」
高校生が大学の教員から直接の指導を受けながら研究にチャレンジできます。また、大学の授業も受講可能です。高校生で受けた大学の授業は、入学後に大学の単位として認定され、大学での自由な時間を増やすことができます。
大学院の早期修了が可能に
学部在籍中に大学院の授業を履修できるため、大学院修士課程を1年早く修了できるチャンスがあります。1年分の学費が節約できるだけでなく、理系大学院修了者には大きなメリットがあり、学部卒業者と比較して生涯年収で約4,000万円増加することが内閣府の調査研究※で明らかになっています。
※「大学院卒の賃金プレミアム―マイクロデータによる年齢-賃金プロファイルの分析―」
FEATURE 03
海外で研究できるチャンス「海外チャレンジプログラム」

麻布出る杭研究プロジェクト修了者(3~4年次学生)は、海外の大学や研究機関等において、現地指導者の下で研究活動に参加できる海外研修支援制度に応募することができます。本プログラムを通して、研究成果の社会実装力ならびにグローバルな視点を身につけます。
FEATURE 04
学生の行動を可視化
本学では学生の成長を数値化する仕組みを準備してきました。サイエンスリテラシ-・コンピテンシーテストの導入や新しい学修状況の可視化などを活用して、学生自身で問題点や能力の偏りを総合的に見いだし、修学意欲を高めます。
事業報告~「出る杭」は本当に出る杭になれる。出る杭学生の成長はトガッテすごい!~
<参考情報>
プレスリリース:麻布大学、知識集約型社会を支える人材育成事業 「出る杭を引き出す教育プログラム」採択
麻布出る杭プログラム ご案内資料
デジタルブック「好きを力に 麻布出る杭」
動物共生科学ジェネラリスト育成プログラムの革新的な全貌をパンフレットに凝縮しました