麻布大学

獣医学部

獣医保健看護学科VETERRINARY NURSING AND HEALTH SCIENCE

生命(いのち)()つめ、生命(いのち)(まも)

約130年以上におよぶ獣医学教育のノウハウを生かし、患者(伴侶動物)に寄り添い、飼い主に信頼される「獣医療チームの(かなめ)=愛玩動物看護師」を養成します。

学びのポイント

多様な現場で
力を発揮するためのカリキュラム

教養科目を土台に、愛玩動物看護師になるために必須の科目である「基礎動物学」「愛護・適正飼養学」「基礎動物看護学」「臨床動物看護学」のほか、データサイエンスやキャリア関連科目をバランス良く配置。国家試験合格はもちろんのこと、愛玩動物看護師として社会の幅広いシーンで活躍することを想定したカリキュラムとしています。

学びのポイント

さまざまな専門性を
培える環境

国家資格化に伴い、愛玩動物看護師も、人の看護師と同様に専門性を持ち、活躍することが期待されています。麻布大学は獣医系大学最多の研究室を有しており、各分野の専門家が日々教育研究を行っています。研究室での活動や獣医学科、動物応用科学科といった他学科の学びなど、専門分野が学べる多くの機会を提供します。

学びのポイント

幅広い選択肢から
最適なキャリアを選択

愛玩動物看護師として活躍できる職種は幅広く存在します。社会でどのような役割を担うのか、入学後考えながら学ぶことができるカリキュラムとなっています。また、本学の獣医学科は国内最多となる約1万7千人の卒業生を輩出しており、全国にいる麻布大学OB・OGのネットワークを活用し、動物病院に就職・活躍できるようサポートを行います。

ココが大事!

チーム獣医療の要となる愛玩動物看護師の養成

ロールプレイングを取り入れた実習や麻布大学附属動物病院における実習により、知識・技術・コミュニケーション能力の総合力が問われるチーム獣医療を体感します。

高い人材育成実績を持つ動物病院での実習

JAHA正会員病院において臨床実習を受けることができます。臨床経験を培うだけでなく、将来のビジョンを持って社会で活躍する志を育てます。

積み重ねと理解を重視した国家試験対策

4年次に国家試験対策として開講される「総合動物看護学」だけでなく、 1~3年次の専門科目において関連科目とのつながりを強調した教育を行うごとで、反復学習を促し、国家試験合格に必要な知識を定着させます。

学科の目的

獣医保健看護学科は,愛玩動物看護師として,獣医療,動物愛護及び適正飼養など,ヒトと動物の健康と福祉,QOL (Quality of Life)の向上にかかわる分野の科学的根拠に基づいた貢献ができ,さらにヒトと動物の生命と福祉及び未来の共生社会に対して社会的使命を遂行できる能力を持つ人材を養成することを目的とする。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

本学科の教育は,愛玩動物看護師として高い倫理観を有し,獣医保健看護学におけるリテラシーとコンピテンシーを兼ね備えることでヒトと動物の共生社会に貢献できる人材を養成することを目的にしているため,次のような人物を求める。

  1. 人や動物,自然が好きな人。
  2. 動物看護学の基礎となる獣医学と動物科学に強い関心を持ち,愛玩動物看護師となることについて明確な目的意識を持つ人。
  3. 愛玩動物看護師になるための情熱及び他者への思いやりと奉仕の心,高い倫理観を持つ人。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

本学科では,獣医保健看護学におけるリテラシーとコンピテンシーを兼ね備えた,次のような人材の養成を目標とする。

  1. 愛玩動物看護師としての基礎及び専門分野の学問内容についての知識を有し,獣医療の補助,動物の看護,動物愛護及び適正飼養に対応できる専門家としての技術と実践力を持つ。
  2. 動物看護領域における動向や最先端科学から得られるエビデンスに基づく情報を読み解き,課題発見・課題解決にあたることができる科学リテラシーを備える。
  3. 飼い主や獣医師など周囲との密なコミュニケーションを介した獣医療の充実化に寄与するコンピテンシーを備える。
  4. ヒトと動物の共生の在り方や倫理観,道徳観を養い,その高い視座から獣医療の進歩や生命科学に関する社会のニーズに持続的に対応しうる柔軟さと学習意欲を持ち,ヒトと動物の共生社会の発展に貢献する能力を持つ。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

獣医学及び動物科学の基礎並びに専門教育を効率よく学修でき,またその中でリテラシーとコンピテンシーを兼ね備えられるように,ICTを活用し,基礎動物学,基礎動物看護学,臨床動物看護学及び愛護・適正飼養学の4つのカテゴリーに分けて教育を展開する。
目的に基づき,以下のような特徴あるカリキュラムを編成する。

  1. 1年次では,化学,生物,英語などの科目配当で基礎学力を身に付けながら,キャリアデザイン基礎スタディ・スキルズなどを通じ,リテラシー能力の基盤を構築する。また,専門教育科目の基礎となる動物の形態や機能,行動様式についての学びを開始するほか,愛玩動物看護師として重要な生命倫理・動物福祉や職業倫理の概念を学び,動物看護学への修学意欲を高める。
  2. 2年次では,1年次の学修内容をもとに,動物の栄養や適正飼養,感染症について理解を深め,内科・外科診療の補助に必要な知識修得など臨床動物看護学に関する学びを開始する。 また,教養科目の社会学等に加え,データサイエンス教育により,ヒトと動物の生命と福祉及び共生にかかわる情報の適切な理解と伝達能力及びリテラシーを養う。
  3. 3年次では,2年次までの学修内容を発展させ,内科・外科診療の補助のための技術を習得し,動物の個々の状態に合わせた看護の計画や提供について学ぶことで,愛玩動物看護師としての専門性を高める。また,チーム医療を実践する上で重要な動物医療コミュニケーションを学びコンピテンシーを養う。
  4. 4年次では,愛玩動物看護師として社会に巣立つために,動物病院における実践的な動物看護実習に参加するとともに,国家試験対策科目を通して国家資格取得を目指す。また,課題研究又は卒業論文等に取り組み,ヒトと動物の共生という高い視座を持ったリテラシーとコンピテンシーを向上させる。

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