麻布大学

卒業生メッセージ(ウェブ版)

心の赴くまま、大学を選んだ その直感に、間違いはなかった

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 蔵王工場 製造課 我妻 篤和

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自分の興味・関心の赴くまま、入学を決意

 高校3 年生の進路選択で悩んだ際、両親に相談し、自分の将来像やどういう道に進んだほうがいいかを話し合いました。
 これからの時代、即戦力になる大学、将来に直結するような大学を選んでみては? という親の勧めもあって、目に留まったのが麻布大学の食品生命科学科でした。
 そもそも私は食べることが好きでしたし、消費者の食の安心・安全を脅かす事件や事故が相次ぎ、食品に対する意識がますます高まる当時の時代背景もあり、次第に食品について深く学んでみたいと思うようになりました。そして、好きなことを突き詰めてみるのも面白いかもしれないと、自分の興味・関心の赴くまま、麻布大学に入学しました。

食品安全を多角的な視点で捉え、深く学ぶ

 大学ではまず食についての基礎から学び、それを踏まえた上で食品安全についてさまざまな角度から考察を深めました。食品に害をもたらすものは何なのか? その逆で、生き物に害をもたらす食品は何なのか? 食品安全を支えるためにすべきことは何か? など、食品安全を多角的な視点で捉え、入学する前よりも食品についてかなり踏み込んで考えられるようになりました。普段口に入れるものを気にするところから始まり、卒業後の就職先として、食の分野を強く意識するようになりました。

高3 のときの直感は、間違っていなかった

 現在は生産・品質管理、機械のメンテナンスを担当しており、携わるラインでは無菌充填を行っています。単に温度や加熱時間の数値を追うのではなく、その意味合いを理解した上で監視ができているのは、大学での学びのおかげです。
 また、元々縁の下の力持ちとして頑張るポジションが好きなので、携わった製品で多くの人たちの喉を潤すことができ、誇りに思います。自分に合った仕事に就くことができ、高校3年生の大学選びでの直感に、誤りはなかったと感じます。

学びのツール

food202001_14.png自学スペースとして3・4年次のときによく利用したのは、「生命・環境科学部棟」のエレベーターホール(写真)です。1・2年次では「テラス いちょう」2階の学生ホールへよく行きました。