麻布大学

卒業生メッセージ(ウェブ版)

大学で得た 知識と技術で 大切な地元を守っていく

技師
竹田 凌太郎
山梨県 中北林務環境事務所 環境・エネルギー課
2019年度卒業/山梨県立甲府東高等学校出身

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緑豊かで落ち着いた キャンパスに惹かれて

 山梨という緑あふれる自然豊かな環境で育ったからか、いつしか将来は環境関連の仕事をしたいと考えるようになっていました。
 麻布大学を選んだのは、学びの内容もさることながら、何より緑豊かで落ち着いたキャンパスの雰囲気に惹かれたからです。大好きな地元から数時間かけ、大好きなキャンパスに4年間通いました。いま振り返っても、麻布大学は私にぴったりの学び舎だったと感じます。

幅広い学びから 水に興味を持つように

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 環境科学科では、水や大気、土壌など、本当に幅広い分野についての環境科学を学ぶことができました。所属した「水環境学研究室」では、地下水汚染の原因になるトリクロロエチレンなどの有機溶媒を取り除くためにどのように分解するべきか、健全な水・土壌環境を取り戻すための研究に取り組みました。その経験を通して、水道関連に興味を持つようになり、現在の仕事へとつながっていきました。

経験と知識を蓄えた 職員をめざして

 現在は山梨県の技術職員( 化学)として、水・大気・土壌に係る公害関係の業務と、廃棄物の適正な処理を指導していく業務を担当しており、水質を中心とする汚染を防ぐために規制や指導を行ったり、地下水を実際に採水して汚染の有無を監視する業務に携わっています。大学の学びを生かし、大切な故郷を支えることができる仕事をしたいと考えていたので、やりがいを感じています。浄水や廃棄物などの処理方法や水質汚濁防止法の知識など、在学中に学んだ内容が日々の業務に役立っています。
 そのなかでも最も大きなやりがいは、相談を受けた地域の皆さんに私たちの業務を通じて安心していただけること。法に基づいて山梨全域の環境を守る仕事なので、その責任の大きさを感じる毎日ですが、大好きな地元の水質汚濁を未然に防ぐために、これからも気を抜かず丁寧な仕事を心がけていきたいと思います。そして近い将来、先輩方のように何があっても最適な答えを提示できるような経験と知識を蓄えた職員になれたら、と思っています。