麻布大学

卒業生メッセージ(ウェブ版)

4年間で学んだ 食についての知識が いまの自信につながっている

営業部 営業1課
渡部 瑠
東京アライドコーヒーロースターズ株式会社
2018年度卒業/工学院大学附属工学院高等学校出身

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あっという間だった濃密な学生時代

 幼い頃に食物アレルギーを持っていたため、自然と食というものに関心を持つようになっていました。将来を考えたとき、食に関して本気で学んでみたいと思い、幅広く深く学ぶことができる麻布大学への進学を決めました。
 講義だけでなく実習もたくさんあり、4年間は本当にあっという間。勉強に集中できる環境で、濃密な学生時代を過ごすことができたと思っています。

コーヒーと向き合い 試行錯誤する日々

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 現在は、外食などの業務用コーヒーから自動販売機で売られる缶コーヒーまで、主にOEM製品の開発を行う会社で営業の仕事をしています。私は缶コーヒーメーカーを担当しており、取引先のお客様のニーズの把握から商品の開発、提案まで幅広く関わっています。与えられたコンセプトに対し、どんなコーヒー豆が合うのか、どんな焙煎がふさわしいのか、開発担当者と議論を重ねながら、ぴったりの味を提案できるようコーヒーと向き合う毎日です。一つの商品が世に出るまで、半年近く時間をかけて試行錯誤を繰り返すので、自分が提案した商品が世に出ていくときは、大きなやりがいを感じます。

最高のコーヒーを 届けられる人をめざして

 カフェインやクロロゲン酸など、学生時代に得た食の知識は、コーヒーの仕事をする上でもとても役立っています。同僚はもちろん、取引先のお客様も食についてさまざまな知識をお持ちの方が多いので、食に関する知識を在学中にしっかりと身につけることができたことは大きかったと思います。
 最近では、会社の50周年を記念したオリジナルの缶コーヒー開発プロジェクトに参加し、これまでの知識や会社で得た経験を総動員して、自信を持っておすすめできる本当においしいコーヒーを作り上げることができました。このプロジェクトを通じて、改めて食の奥深さと面白さを実感しました。
 今後は、現在1級を持っているコーヒーインストラクターの知識・技術をさらに発展させ、コーヒーに関連する資格のなかで最高峰の資格であるコーヒー鑑定士の資格の取得をめざしたいと思っています。そして将来は、最高のコーヒーを届けられる人になりたいです。