理想の臨床検査技師に 一日でも早く近づくために できることから 一つずつ

臨床検査技師
滝戸 隆介

北里大学病院 臨床検査部
2021年度卒業／麻布大学附属高等学校出身

実体験を通じて 臨床検査技師をめざすように

　身内が病気にかかったとき、的確な検査のおかげで早く治療を受けることができたという経験から、臨床検査技師という仕事の重要さを知るとともに、自分も将来は臨床検査の現場で働きたい、患者さんを救いたいと考えるようになりました。
　いろいろな選択肢の中から、資格に強く、2年次という早い段階から研究室に所属することができる麻布大学の学びに魅力を感じ、入学を決めました。
　国家試験の合格に向け、とてもハードな学生時代でしたが、いまこうして夢を実現することできているので、麻布大学を選んで本当に良かったと感じています。

命に関わる仕事に 大きな責任を感じながら

　現在は、全国有数の検査件数を誇る北里大学病院の臨床検査部で、臨床検査技師として経験を積んでいます。採血した血液や尿などのさまざまな成分を分析し、身体に異常がないか、どの部分の疾患なのか、炎症があるのか、栄養状態はどうか、などを推測するのが臨床検査技師の仕事。生命に関わる重要な判断を担っているので、大きな責任を感じながら働いています。
　いくつもの分野に幅広く携わることができるスケールの大きな臨床検査部ですので、覚えていかないといけないことも多く大変ですが、1日でも早く目標としている正確さと迅速さを兼ね備えた臨床検査技師に近づくために、目の前の一つ一つの検査に向き合う毎日です。

同じ志を持った 仲間と出会えたこと

　麻布大学での在学中、最も大きな財産は、仲間と出会えたことです。一緒に勉強をしたり、互いの苦手分野を教え合ったり、同じ志を持つ仲間がいたからこそ、国家試験合格に向けた大変な道のりを乗り越えることができたのだと思います。社会人になっても、集まれば当時のように笑い合ったり、仕事について情報交換をしたり、それぞれの場所で臨床検査技師として頑張っている仲間の存在が励みになります。
　まだまだ経験を積まないといけないところばかりですが、この病院で誰よりも頼られる臨床検査技師になれるよう、これからも成長していきたいと思っています。