麻布大学 『知的資産の"今"』をお伝えするニュースリリース　2015年4月号

＜新発見ハイライト＞（本学専任教員（共）著者，掲載誌）

『アラキドン酸の慢性的な投与は，n-3系脂肪酸欠乏状態を亢進させて、n-3系脂肪酸欠乏状態に特徴的な自発運動量の上昇と、それに伴って運動機能を含む脳機能の低下させることが考えられた』
（守口 他、Prostaglandins Leukotrienes and Essential Fatty Acids, in Press）責任著者：守口

『ライオン(Panthera leo) における猫伝染性腹膜炎(FIP) の初報告であり、FIPによる野生猫科動物の眼病変の初報告でもある。本研究はザンビア大学との共同研究である』
（斑目 他、Journal of Comparative Pathology, in Press）責任著者：斑目

『ペットのキンカジュー（アライグマ科）に寄生する新種の回虫が、スナネズミに幼虫移行症を引き起こすことが明らかとなり、動物や人への感染性?病原性が懸念された』
（平・宇根 他、Journal of Parasitology, 第101巻）責任著者：宇根

『水源や水道システムには，大腸菌リポ多糖よりも炎症性サイトカインを強く誘導するリポ多糖を保有する細菌類が普遍的に生息する』
（大河内 他、Toxcon, 第97巻）筆頭・責任著者：大河内

『新しい心エコー検査の指標が猫で使用可能であることを明らかにした』
（青木・藤井 他、Journal of Veterinary Medical Science, 第77巻）

『バルーン弁口拡大術の合併症である再狭窄について初めて病理学的に検索し、原因について検討した』
（藤井・青木・代田欣 他、Journal of Veterinary Medical Science, 第77巻）責任著者：藤井

『血清中βA1-クリスタリン自己抗体が白内障形成に関与するかもしれないことを示した』
（印牧 他、Veterinary Ophthalmology, 第18巻）筆頭・責任著者：印牧

『オスマウスは遺伝的類似性が高いオスに対しては攻撃を抑制することを発見し、オキシトシンがその現象に関与することを示唆した』
（茂木・菊水 他、Neuroscience Research, 第90巻）責任著者：茂木

『癌細胞特異的なLAT1（L型アミノ酸輸送体１）が、精巣上体頭部に高発現することが確認された』
（恩田・佐藤・落合 他、Journal of Veterinary Medical Science, 第77巻）責任著者：落合

『犬の訓練時に重要な人への集中に脳内カテコールアミンが作用するとの仮説をたて、経口で脳内カテコールアミン前躯物質を与えて訓練を行ったところ、ジャーマンシェパードとラブラドールレトリバーではその効果が見られたが、トイプードルでは見られなかった』
（大谷 他、Journal of Veterinary Behavior: Clinical Applications and Research, in Press）責任著者：大谷

『抗不安・抗ストレス作用があるトリプトファン・αカソゼピン配合フードの猫への給餌により、行動学的変化は見られなかったものの尿中コルチゾール濃度の低下が見られた』
（大谷 他、Journal of Applied Animal Welfare Science, in Press）

＊以上，SCOPUS掲載順
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＜発明リスト＞（本学発明者）
『エルシニア症ワクチン』（宇根）
『ヘリピロンAの男性性機能改善作用』（折戸）
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本学では，産官学連携を積極的に推進しています。
『共同研究』・『受託研究』・『学術指導』，『特許技術のライセンス』等を随時，受け付けています。