麻布大学

ニュースNEWS

麻布大学 『知的資産の"今"』をお伝えするニュースリリース 2016年3月号

【1】<新発見ハイライト>(本学専任教員(共)著者、掲載誌)

『シチメンチョウのPREB遺伝子の構造を解析するとともに、発生期の膵臓と下垂体
の発現を定量したところ、組織特異的な発現変化と制御が存在することが判明した』
(神作・和久井 他、Journal of Poultry Science, 第53巻)責任著者:神作

『自閉症に関係しているとされるAUTS2遺伝子の多型が日本人のアルコール依存にも関連するのではないかと考えハプロタイプ解析したが、発症に影響を与える可能性が示された』
(吉原・岩橋 他、Acta Neuropsychiatrica, 印刷中)責任著者:岩橋

『ポドウイルス科N4様ウイルス属に分類されるバクテリオファージ(ファージ)は、緑膿菌感染症に対するファージ療法において治療用ツールとして使用されてきた重要なウイルス属である。しかしながら、緑膿菌に感染するN4様ウイルス属ファージの詳細な系統関係は明らかとなっていない。本研究では、新規に分離した緑膿菌ファージKPP21を加えて本ウイルス属ファージの系統学的解析を詳細に行った。はじめに、高知県の農業用排水よりファージKPP21を分離した。本属は、多くのファージが分類される主要グループ、ファージKPP21とファージLUZ7が分類されるマイナーグループの2つの分岐群があることが明らかとなった』
(内山・坂口 他、Microbiology and Immunology, 第60巻)責任著者:内山

『従来、放射線治療の保定では個体ごとに固定装置を作成していた。我々は犬と猫の犬歯と臼歯に着目し、犬猫に共通する固定装置で精度の高い固定を行うことを可能とした』
(圓尾・川原井・信田 他、Veterinary Radiology and Ultrasound, 第56巻)責任著者:圓尾

『ラブラドールなど早食いの犬は、食後の交感神経活性が高く満腹感がない。しかし、給餌器などを用いて適切な早さで食べるようにすると、副交感神経が活性化し、満腹 感を得るようになることが示された』
(大谷 他、PLoS ONE, 第10巻)筆頭著者:大谷

『ラットへ炎症刺激を与えた際、肝臓におけるa2-マクログロブリンの産生能はIL-6およびCINC-1の最高血清濃度時に最も高かった』
(栗林 他、Scandinavian Journal of Laboratory Animal Science, 第40巻)筆頭著者:栗林


*以上、SCOPUS掲載順


【2】発明リスト(本学発明者)

『エルシニア症ワクチン』(宇根)
『新規アレルゲンおよびその使用』(曽川)


本学では、産官学連携を積極的に推進しています。
『共同研究』・『受託研究』・『学術指導』、『特許技術のライセンス』等を随時、受け付けています。

お問い合わせ先

麻布大学 学術支援課 根本 拓也、渡邉 航大