第85回日本寄生虫学会で常盤俊大元麻布大学特任助教が第25回奨励賞を受賞しました

平成28年3月19日（土）～20日（日）に、宮崎県で開催された、第85回日本寄生虫学会において、常盤俊大元麻布大学特任助教（現日本獣医生命科学大学）が、第25回奨励賞（平成28年度）を受賞しました。本賞は、受賞までの3年間に寄生虫学に関する優れた研究を行った若い研究者に対して表彰されるもので、本年度は2名が選考されました。

受賞内容は輸入動物に随伴して国内に侵入する寄生虫に関するもので、麻布大学獣医病理学研究室・寄生虫学研究室、国立感染症研究所。千葉科学大学および動物園水族館協会との共同研究により実施されました。また、この研究は、国立研究開発法人医療研究開発機構の感染症実用化研究事業（研究開発課題名：動物由来感染症のリスク分析に関する研究）において実施されたものです。

受賞研究業績
1) Tokiwa T. et al., 2016. Prevalence of Baylisascaris roundworm in captive kinkajous in Japan. 102 (印刷中)
2) Tokiwa T. et al., 2015. Larva migrans in squirrel monkeys experimentally infected with Baylisascaris potosis. Parasitol Int 64;284-7.
3) Tokiwa T. et al., 2015. Experimental infection of Mongolian gerbils with Baylisascaris potosis. J Parasitol 101; 111-5.
4) Tokiwa T. et al., 2014. Baylisascaris potosis n. sp., a new ascarid nematode isolated from captive kinkajou, Potos flavus, from the Cooperative Republic of Guyana. Parasitol Int 63; 591-6.