麻布大学

ニュースNEWS

麻布大学 『知的資産の"今"』をお伝えするニュースリリース 2016年4月号

【1】<新発見ハイライト>(本学専任教員(共)著者,掲載誌)

『フトアゴヒゲトカゲの流行性皮膚病から、世界で初めてAustwicki chelonae を検出し、デルマトフィルス症と診断した報告で、さらに、両生類のウイルスとされていたラナウイルスの感染をも証明した』
(宇根 他、Veterinary Dermatology, 第27巻)責任著者:宇根

『C-barqシステムを用い、犬の社会行動を日米で比較した結果、日本では攻撃や不安のスコアが高く、またその要因が幼少期の環境に起因する可能性が示された』
(茂木・菊水 他、Journal of Veterinary Medical Science, 第78巻)責任著者:菊水

『オオハシとニホンリスの致死的エルシニア症を報告し、Yersinia pseudotuberculosis の広宿主域と、動物園動物に対する危険性を示した』
(宇根 他、Journal of Veterinary Medical Science, 第78巻)責任著者:宇根

『ラット脂肪組織幹細胞を抗てんかん薬であるバルプロ酸により処置すると高頻度で神経様細胞に分化し、その過程にヒストンH3のアセチル化が関与していることを明らかにした』
(藤田・坂上・鈴木・塚本・村山・Lynch・田中・滝沢 他、Experimental Animals, 第65巻)責任著者:滝沢

『ヒトの巣状硬化性糸球体硬化症に類似した非免疫介在性糸球体腎症をネコで始めて見出し、その一例の臨床的、組織病理学的病態を報告した』
(上家・代田 他、BMC Veterinary Research, 第11巻)責任著者:代田


*以上,SCOPUS掲載順


【2】ライフサイエンスワールド2016第13回アカデミックフォーラムに出展参加します

以下の日程で開催されます「ライフサイエンスワールド2016第13回アカデミックフォーラム」に、昨年に引き続き出展します。

会期:2016年5月11日(水)~5月13日(金) 10:00~18:00(13日は17:00まで)
会場:東京ビッグサイト 西展示棟2階 西3・4ホール C-31・32・33ブース

アカデミックフォーラム


今回麻布大学では、

 「改変蛍光タンパク質遺伝子を用いた新しい変異原試験法の開発」
生命・環境科学部 久松 伸 講師
(ブース:C-33 発表日時:5月11日(水)13:00~13:30 会場:ACA-3)

 「新生ラットへの経口投与技術を用いた化学物質の影響評価」
獣医学部 代田 眞理子 教授
(ブース:C-31 発表日時:5月12日(木)13:45~14:15 会場:ACA-1)

「H5亜型鳥インフルエンザウイルスを幅広く検出するランプ法の開発」
獣医学部 塚本 健司 教授
(ブース:C-32 発表日時:5月13日(金)12:30~13:00 会場:ACA-4)

 の3課題を御紹介させていただくとともに、そのほかの学内シーズ(研究成果)についても併せて紹介します。是非、本学ブースにお立ち寄りください。


【3】発明リスト(本学発明者)

 『エルシニア症ワクチン』(宇根)

 『新規アレルゲンおよびその使用』(曽川)


※お詫び※
新発見・新発明ニュース2016年3月号の、<新発見ハイライト>に、誤りがございましたので、次のように修正させていただきます。

(修正前)『ラドラドールなど早食いの犬は、食後の交感神経活性が高く満腹感がない。
しかし、給餌器などを用いて適切な早さで食べるようにすると、副交感神経が活性化し、満腹感を得るようになることが示された』(大谷 他、PLoS ONE, 第10巻) 筆頭著者:大谷 

(修正後)『ラブラドールなど早食いの犬は、食後の交感神経活性が高く満腹感がない。しかし、 給餌器などを用いて適切な早さで食べるようにすると、副交感神経が活性化し、満腹感を得るようになることが示された』(大谷 他、PLoS ONE, 第10巻) 筆頭著者:大谷


本学では,産官学連携を積極的に推進しています。
『共同研究』・『受託研究』・『学術指導』,『特許技術のライセンス』等を随時,受け付けています。

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麻布大学 学術支援課 根本 拓也,渡邉 航大