麻布大学

ニュースNEWS

第3回 DLG ドイツ農業協会の食品コンテストが本学で開催されました

10月8日から10日に本学で開催された食品国際品質競技会で、国内企業から出品された約550品目の製品(ハム・ソーセージ、ベーカリーなど)がドイツ、韓国、台湾と日本の審査員によって細かく品質評価されました。優秀な製品にはメダルが授与されます。
この主催団体は、フランクフルトに本部を置くドイツ農業協会で、農業生産物、食品、農業機械に到るまで、 非営利団体として国民の食における安全と健康の向上に貢献してきた歴史があります。設立は1885年で、早くから農業生産物の品質競技会を行い、1993年からは世界最大級の国際大会を主催しています。
日本の食肉企業がDLGコンテストへ参加するようになって20年近くになりますが、2010年の国内での口蹄疫発生に続き、2011年3月の福島原発事故の影響で、放射能にかかわる証明や検査が必要になり、ドイツへ出品することが困難になっております。
このような事態を解決するため、DLG コンテストを日本で開催することとなり、6年前から麻布大学が会場に選ばれ今回の第3回大会も本学で実施されました。
ヨーロッパ以外の国で開かれるのは初めてのことで、この大会に獣医学部 動物応用科学科 食品科学研究室(通称、にゅう肉組)の学生がソーセージの調理など審査サポートにあたり、その真摯な働きぶりが主催者や審査員たちからも大いに称賛されました。

161014-1.jpgDLGコンテスト日本大会審査員、麻布大学にて
161014-3.jpgDLGコンテスト日本大会審査員、審査風景
161014-5.jpg本学学長、浅利教授に記念品贈呈
161014-6.jpg審査を手伝った本学食品科学研究室チーム