麻布大学 『知的資産の"今"』をお伝えするニュースリリース 2017年5月号
2017.05.16
【1】<新発見ハイライト>(本学専任教員(共)著者,掲載誌)
- 『硝酸イオンは微生物の還元作用がなくとも、塩漬食肉製品中の亜硝酸イオンの減少を抑制する可能性を見出した。』
(和賀、竹田、坂田ら、Meat Science, 129巻)
責任著者:和賀
- 『マウスの利他的な養育行動は、視床下部の視索前野におけるオキシトシンによって制御されていたことが明らかに。オキシトシンのポジティブループの起点と考えられました。』
(岡部、菊水他、Psychoneuroendocrinology, 79巻)
責任著者:菊水
- 『侵害受容ニューロンの興奮性が緑茶などの成分であるテアニンにより濃度依存性・可逆的に抑制されることが判明し,新たな鎮痛成分として補完代替医療に貢献する可能性が示唆された。』
(竹鼻,島津,武田ら,Brain Research Bulletin, 131巻)
責任著者:武田
- 『牛のT. pyogenes乳房炎の発症時の重篤度がその後の予後を左右する。乳汁中NAGase活性値は予後判定の一助になる可能性が示唆された。』
(渡辺,篠塚,河合ら,Journal of Veterinary Medical Science, 79巻)
責任著者:河合
- 『赤ワインの成分であるレスベラトロールの侵害受容ニューロンの抑制効果はシナプス後膜のNMDA受容体を介して抑制されることが判明し,補完代替医療に貢献する可能性が示唆された。』
(竹鼻,島津,武田ら,Molecular Pain, 13巻)
責任著者:武田
※以上,SCOPUS掲載順
【2】BIO tech 2017 第14回アカデミックフォーラムに出展参加します
「BIO tech 2017 第14回アカデミックフォーラム」に、昨年に引き続き出展参加します。
会期: |
2017年6月28日(水)~30日(金) 10:00~18:00(30日は17:00まで) |
会場: |
東京ビッグサイト 西展示棟2階 |
今回麻布大学では、
- 『ウシ免疫初乳抗体によるHelicobacter pyloriの除菌』
生命・環境科学部 栗林 尚志 准教授
(口頭発表日時:6月28日(水)11:10~11:40 会場:ACA-4)
- 『炎症性腸疾患におけるガングリオシドの機能解析』
獣医学部 永根 大幹 助教
(口頭発表日時:6月28日(水)13:50~14:20 会場:ACA-2)
- 『微生物由来の新規生理活性物質の探索』
獣医学部 紙透 伸治 講師
(口頭発表日時:6月30日(金)11:10~11:40 会場:ACA-3)
の3課題をご紹介させていただくとともに、 その他の学内シーズ(研究成果)についても併せて紹介します。 是非、本学ブースにお立ち寄りください。
BIO tech 2017 第14回アカデミックフォーラム (http://www.bio-t.jp/Academia/About/)
【3】発明リスト(本学発明者)
『ウイルス,細菌および寄生虫等の病原体の型または亜型等の遺伝子型別方法』(塚本)
『新規アレルゲンおよびその使用』(曽川)
『ヘリピロンAの男性性機能改善作用』(折戸)
本学では,産学官連携を積極的に推進しています。また,『共同研究』,『受託研究』,『学術指導』,『技術相談』『特許技術のライセンス』 等も随時受け付けています。些細なことでも,まずは,是非一度ご連絡ください。
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