麻布大学

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JICA国際協力に参加した卒業生を講師に迎えた「JICA国際協力出前講座」が実施されました

独立行政法人国際協力機構(JICA)では、「JICA国際協力出前講座」の名称で、青年海外協力隊など国際協力の現場を経験した人を講師として学校などに派遣しています。

本学では2014年からこの「JICA出前講座」を利用して海外の現状や国際協力について学ぶ機会を設けてきました。今年度も獣医学部5年生対象の「産業動物獣医総合臨床」及び生命・環境科学部 食品生命科学科1年生対象の「フレッシャーズセミナー」に、青年海外協力隊に参加した本学卒業生を招き、興味溢れる講義を聴くことができました。獣医学部では竹田 進吾さん(1996年卒。2003年~05年アフリカのジブチに派遣。職種は生態調査)、生命・環境科学部では藤本 優太さん(2015年卒。2016年~18年中米のコスタリカに派遣。職種は環境教育)が、2年間の海外ボランティア(青年海外協力隊)の活動内容に加え、現地の生活、文化、様々な経験などを、写真を交えながら熱心に話していただきました。

お二人とも、学生時代から海外に関心を持ち、卒業後の海外旅行などを通して、是非海外で何かやってみたいという気持ちが強まり、青年海外協力隊にたどり着かれたとのことです。赴任当初は生活習慣の違いに戸惑ったり、言葉に苦労をしたりということはあったようですが、現地の人たちとの交流を通じて、日々の生活を楽しめるようになり、任務を全うするとともに色々なことを学んだ2年間だった話されました。
視野を広くし、世界の現状にも目を向けながら、将来の進路を柔軟に考えてほしいというのが、お二人からの共通した後輩へのメッセージでした。

1998年(平成10年)~2017年9月までに、麻布大学卒業生33人が協力隊に参加し、現在も1人が活動中です。派遣職種は食品衛生、エイズ対策、感染症対策、環境教育、理数科教師、生態調査、臨床検査技師、獣医師、家畜衛生、家畜飼育と多岐にわたっています。

お二人の報告内容は以下の添付ファイルをご参照ください。

JICA青年海外協力隊経験者報告内容(PDF:209KB)