麻布大学

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環境科学科の学生が市民団体と協働で、植物調査のフィールドワークを実施

本学 生命・環境科学部 環境科学科では、将来起こりうる環境に関する課題を予測・発見・把握し、課題解決を実践する新しい科学領域「未来共生科学」を提案し、新しい教育プログラムの一つとして、2019年10月から「地球共生系フィールドワーク教育」を開始し、野外での実習を強化しています。

2019年11月24日(日)に環境科学科の学生が「環境フィールドスタディ」(2年次後期選択)の授業の一環として、NPO法人 境川の斜面緑地を守る会と協働で、相模原市古淵鵜野森公園での植物調査を行いました。

古淵鵜野森公園は境川沿いに位置し、NPO法人 境川の斜面緑地を守る会の活動によって、自然の林が保全されています。今回の授業の目的は、フィールドワークを通して、大学近郊地域に残る貴重な自然環境と生物多様性について学ぶことです。当日は園内の3か所でそれぞれ4つの方形枠を設置し、枠の中に生えている植物の種類と被度などを記録する調査(コドラート法)を行いました。学生たちは植物の名前を調べるのに苦労していましたが、NPO法人 境川の斜面緑地を守る会の方が丁寧に教えてくださり、一度出現した植物の名前をあげるなど、調査方法を習得していました。

今後、学生がデータを解析し、12月1日までに調査結果をまとめます。その後、NPO法人 境川の斜面緑地を守る会に調査結果の報告を行い、境川での環境保全活動について、学生と市民団体の方々による発表会を開催する予定です。

NPO法人 境川の斜面緑地を守る会
環境科学科特設サイト