麻布大学

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【学長メッセージ③】遠隔式授業の本格的開始に向けての学生支援について

麻布大学の学生の皆さん

神奈川県下に出ている緊急事態宣言が5月末日までと延期になる中、本学は4月30日から遠隔授業を開始しました。今、大学はこの授業を受けた皆さんから届く声や受講状況を分析し、13日から本格的に開始する授業に生かそうと頑張っています。遠隔授業にあたっては、学生さん側の通信環境の改善のために資金を投じ、人材の投入、ノートPCの購入やWiFi‐ルーター(通信料込み)のレンタル契約をして、希望する学生さんにその貸し出しも始めています。宣言が解除された6月以降、皆さんが大学に戻られたときに、図書館、メディアセンター、アリーナや学生ホールなど大学の諸施設を安全で滞りなく利用できるようスタンバイしておきます。

現在でも学生さんを支援するための窓口は開設しており、遠隔式授業の受講に関する技術的な相談を受け付けています。そのほか大学に通学できない今、就職、学校生活、友人との出会いなど授業以外のさまざまな不安や悩みに関する相談についても、今日(5月11日)から、専門の先生が相談に乗る「学生相談室」を再開します。加えて近々開設する「何でも相談室」では教職員や上級生ボランティアが、皆さんのさまざまな相談に応じます。学生相談室を利用したいけれど利用の仕方がわからないという方は、まずは、学生支援・国際交流課まで、メールにて連絡をしてください。

また、すべての学生さんに向けての経済的支援として、教科書購入などに利用できるような資金援助を考えています。新型コロナウイルス感染症による家計急変に対応する経済的支援や、多くの学生さんが利用できるように大学、父母会あるいは同窓会などの一般の奨学金の貸与条件の緩和も検討中です。具体的な支援の内容は、今週中に皆さんにお知らせします。

さらに、大学院生の研究活動についても、感染症拡大の状況を踏まえ、皆さんの身の安全を確保したうえで、いかに早く、かつ円滑に研究活動が再開できるかについて検討中です。

私たち教職員一同は、学生の皆さんの麻布大学での教育と研究の機会が損なわれないように、引き続き一生懸命努力していきますので、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。大学では皆さんを迎えるよう万全の態勢で臨んでいますので、皆さんもどうぞ新型コロナウイルスに負けないよう、ご自分の健康管理を励行しつつお過ごしください。


令和2年5月11日
麻布大学長
浅利 昌男