麻布大学

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動物慰霊祭を執り行いました

2020年10月23日(金)に、本学キャンパス内の学生ホール南側にある畜魂碑前にて、動物慰霊祭を執り行いました。動物慰霊祭は、毎年度新たに教育及び研究のために尊い命を提供され、生命科学の研究に貢献された動物たちの諸霊に対し、心から哀悼の誠を捧げる目的で行っています。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、教職員及び学生の代表者のみが集まり、献花を手に動物たちの冥福を祈りました。

動物慰霊祭の様子
動物慰霊祭の様子
動物慰霊祭の様子

浅利学長からのメッセージ

令和2年度、麻布大学動物慰霊祭を挙行するに当たり、大学教職員・学生を代表して学長からひとこと慰霊の言葉を述べさせて頂きます

昨年度10月から本年度9月までに、あらたに大学の教育・研究のために貢献された動物の御霊(みたま)の前に深く頭(こうべ)を垂れ、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

麻布大学の教育の目標は、麻布大学の専門分野で活躍できる人材を養成することであり、その人材を輩出して社会に貢献することであります。

しかしながら、一方でこの目標を達成させるために、どうしても動物実験・実習に依存しなければならず、これなくして、本学の教育と研究は成り立ち得ないと申し上げても過言ではありません。

したがって本学で教育と研究に携わる者は、常に、こうして用いられる動物の貴重な犠牲の上に自らの学びがあることを考え、これらの動物に対して、感謝の念を忘れてはなりません。

このため、皆さんには、本日の動物慰霊祭が、単なる儀式としてではなく、私たちのために犠牲になった動物に深い感謝の気持ちを捧げる大切な機会としてください。

ここに、本学の教育と研究のために、この世を去った数多くの動物の御霊(みたま)に心から感謝の誠(まこと)を尽くすとともに、【御霊(みたま)よ 安らかに眠れ】とお祈りし、慰霊の言葉と致します。


令和2年10月23日 麻布大学学長 浅利 昌男