麻布大学

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プレスリリース:麻布大学、分析センターを設置し、機器の活用を推進

高度な分析・検査機器を共有利用し、学外の利用にも対応して産学連携を強化

麻布大学は、今年度から生命・環境科学部分析センター(センター長:伊藤彰英)を設置し、分析機器や医療用生理検査機器等の効率的な運用により、研究・教育の活性化を推進します。併せて、学内の共有利用だけでなく、産業界や地域等の学外連携での利用も推進していきます。

新たに設置した分析センターには、環境分析、食品分析、臨床検査の部門があり、これまでは、生命・環境科学部の各学科や研究室で別々に管理・運営していた機器を集中管理することで、効率的な運用と共有利用が可能となり、学科や研究室間での教育・研究活動の連携強化を図ります。

本分析センターは、理化学的な研究に用いる分析機器と臨床検査実習に用いる医療用生理検査機器の両方を所有している点も特色として挙げられます。さらに、大学が所有する高度で専門的な分析機器を学外への利用を可能とすることにより、民間企業をはじめ、他大学、高等学校、各種研究団体等とも連携を拡げていきます。

一部の民間企業では、高価な分析機器を自社で保有・運用することが難しく、十分な分析や評価ができない状況が見込まれるため、本学の専門的な知見を活かし、科学的な分析・評価を行えるよう支援していきます。また、高等学校との連携では、教育連携校(協定校)の高校生が探究活動の一環として分析機器を活用できるよう支援する計画をしています。

分析センター機器使用時の様子
分析センター機器使用時の様子

分析センター内の主な機器としては、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)、高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS-MS)等があります。実習装置としては、生理検査機器として、脳波計、筋電計、呼吸機能検査装置、超音波診断装置などがあります。

<参考情報>

●麻布大学生命・環境科学部について
麻布大学生命・環境科学部は、人の暮らしに密接な学問を探究することで、さまざまな問題を解決する力を培っていく人材育成に取り組んでいます。病気の検査を通じて人の健康に貢献していく臨床検査技術学科。食の安全・安心と食品の機能性を学び、普段の生活に実践していくことをめざす食品生命科学科。環境衛生、環境分析、環境評価を中心に学ぶことで、複雑な環境問題を正確に把握し、対策を講ずるスキルを身につける環境科学科。これら3 学科の学びを通して、社会で活躍できる人材を育成していきます。

生命・環境科学部
生命・環境科学部分析センター
研究室一覧

<お問い合わせ先>

●分析センターについて
・担当:兼島 公香(環境生物学研究室)
・電話:042-754-7111(内線2364)
・メール:kanesima(a)azabu-u.ac.jp ※(a)を@に変更してください。

●本件について
・担当:麻布大学 広報課 担当:有嶋、檜垣
・電話:042-769-2032
・メール:koho(a)azabu-u.ac.jp ※(a)を@に変更してください。