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独立行政法人 国際協力機構(JICA)が発行する 社会貢献債(ソーシャルボンド)への投資について

麻布大学を運営する学校法人麻布獣医学園は,資産運用を通じた社会貢献と2015年に国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)達成への取組として,独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が発行する「ジェンダーボンド(ソーシャルボンド)」への投資を実施いたしました。

JICAは,開発途上地域等の経済・社会の開発,日本及び国際経済社会の健全な発展のために,日本の政府開発援助(ODA)の一元的な実施機関として,開発途上国に対する協力を行っています。

JICAが発行する債券への投資は,開発途上地域の貧困削減・持続可能な経済成長支援を後押しする観点,また,地球規模の環境問題・社会課題の解決に貢献することで持続可能な国際社会造りにつながるという観点から,サステナブルなESG投資としての性格・意義を有しています。

JICAは,国際資本市場協会(ICMA)が公表する「ソーシャルボンド原則」に適合したソーシャルボンドを国内市場で初めて発行しており,2016年9月以降,JICAが国内市場で発行する全ての債券はソーシャルボンドとして発行されています。加えて,2019年12月に改定された,日本政府の「SDGs実施指針改定版」の本文においては,「社会貢献債としてのJICA債の発行など社会的リターンを考慮するファイナンスの拡大の加速化が,SDGs達成にむけた民間資金動員の上で,重要である。」としてSDGsを達成するための具体的施策のひとつとして位置づけられています。

学校法人麻布獣医学園は,かねてより安全性の高い有価証券に分散投資を行い,その資産運用収益を学生への支援や教育活動の向上のために活用しております。今回のSDGs債購入は開発途上地域の経済・社会の発展及び環境配慮や社会問題の解決の実現に貢献することを目的としています。

<本債券の概要>
発行体 第61回独立行政法人国際協力機構(R&I格付け:AA+,S&P格付け:A+)
年 限 10年(2031年9月30日償還)
発行総額 100億円

<本件に関するお問い合わせ先>
学校法人麻布獣医学園 総務部経理課
TEL:042-754-7111(内2302)
FAX:042-769-2024