麻布大学

ニュースNEWS

プレスリリース:麻布大学生が産学連携で脱炭素に挑む

学生主導でキャンパス内ペットボトルの消費削減と学生・教職員のライフスタイルの変化を目指す

麻布大学では、環境科学科を中心とした、環境問題に強い関心をもつ学生たちがプロジェクトを結成し、複数企業と連携して本学キャンパス内でのマイタンブラー・マイボトルの利用促進を2021年11月から展開しました。実施後1か月弱で約3500本のペットボトルの消費削減を達成しています。

本キャンペーンでは、プロジェクトメンバーが、マイボトルの利用状況等に関するアンケート調査に協力する形でモニターを募集し、623名の応募を得ました。モニターとなった学生・教職員には、アサヒグループホールディングス株式会社の協力を得て、プロジェクトメンバーがデザインしたオリジナルロゴ入りの森のタンブラーをプレゼントしました。また、それと同時に、ウォータースタンド株式会社の協力の下、学内各所に4台のウォーターサーバーを設置し、マイタンブラーやマイボトルを利用しやすい環境を整えました。

麻布大学生が産学連携で脱炭素に挑む

ペットボトル使用量の削減効果は、毎月1回、各ウォーターサーバーの給水量を計測し、その量を500mlのペットボトルの本数に換算することで確認しています。 すでに、12月2日(木)に第1回の計測が行われ、1か月弱で約3500本のペットボトル消費を削減していることが分かりました。

今後は、モニターへの再アンケート調査も行い、環境問題への意識・行動の変化を検証しながら、学内の「脱・使い捨て」を推進と学生・教職員のライフスタイルの変化を目指します。

本学は2020年にアサヒビール株式会社と学術指導契約を締結(現在は、アサヒグループホールディングス株式会社と連携を継続)し、「脱・使い捨て」の浸透に向けた産学連携プロジェクト「一杯からはじめよう!脱・使い捨てAction」を開始しました。
プロジェクトメンバーの学生はプラスチック等の使い捨て容器の削減に向けて、アサヒビール株式会社とパナソニック株式会社が共同開発した何度でも使える植物由来のエコカップ「森のタンブラー」を活用しながら、「使い捨て」という消費行動の見直しとリユースカップの普及に取り組んでいます。
そして今年度は、本学での対面授業が再開されたことから、学内でのマイタンブラーキャンペーンを実施し、ペットボトル使用の削減に取り組みました。

●マイタンブラーキャンペーンを実施した学生のコメント
たくさんの方が脱炭素を目的とした活動に興味を持ってくださったこと、そして、目標数を大きく上回る方々にアンケートを答えていただき、森のタンブラーを配布できたことを大変嬉しく思います。また、タンブラーの配布後、森のタンブラーやマイボトルを使ってくださっている様子を頻繁に目にしています。これから更に、マイタンブラーやマイボトルが普及したら嬉しいです。今後も「使い続けるを当たり前にする」活動を積極的に行なって行きたいと思っています。

<参考情報>
●森のタンブラーについて
森のタンブラーは、何度でも使える植物由来のエコカップです。材料に植物繊維(セルロースファイバー)を55%(一部65%)使用し、製造時のプラスチック使用量を減らすだけでなく、繰り返し使用できるので、CO2の排出も減らすことが可能です。
企画・製造はアサヒビール株式会社、素材・成型技術はパナソニック株式会社で、2社の共同開発によって生まれました。
麻布大学は、「使い捨て」の消費行動を見直す目的で、アサヒビール株式会社(現在は、アサヒグループホールディングス株式会社と連携を継続)と学術指導契約を締結しており、環境科学科を中心とするプロジェクトメンバーは、森のタンブラーを活用しながら「脱・使い捨て」の動きを広める取組みを行っています。

●ウォータースタンド株式会社について
水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」は、ボトル不要でいつでもおいしい飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。ウォータースタンド株式会社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、全国25の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。当社の「ボトルフリープロジェクト」は、誰もがアクセスできる水道水を活用し環境負荷が少ない給水スタンドを整備し、マイボトル活用を推進することで使い捨てプラスチック削減・CO2排出抑制・水分補給による熱中症予防・健康増進を目指すものです。2021年10月には「令和3年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」においてリデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞しました。
ウォータースタンド株式会社企業情報サイト

●環境科学科について
生命・環境科学部 環境科学科では、人と動物と環境の共生を目指し、汚染物質の分析から動植物の生態系の保全まで環境を幅広く学びます。気候変動、外来種による生態系へ影響、野生動物による農作物被害、河川・土壌汚染など、環境を取り巻く問題は、近年ますます多様化しています。本学科では、身近な生活環境から将来の環境課題までを幅広く学び、持続可能な環境を支える技術と専門知識を学びます。
環境科学科

<関連情報>
プレスリリース:「麻布大学、アサヒビールと連携し『脱・使い捨て』の浸透に向けて取り組みを開始」

<お問い合わせ先>

・担当:麻布大学 広報課 担当:有嶋、檜垣
・電話:042-769-2032
・メール:koho(a)azabu-u.ac.jp ※(a)を@に変更してください。