【高大連携事業】新渡戸文化高等学校の生徒さんが「金華山スタディーツアー」に参加しました
新渡戸文化高等学校の生徒さんが「金華山スタディーツアー(8月9日~12日)」に参加しました。
この連携事業は、宮城県の金華山をフィールドの場所とし、『東日本大震災からの復興』と『シカを中心とした野生動物の調査・研究』を目的にしたスタディーツアーであり、今回のスタディーツアーは、昨年度3月に引き続き、第2回目の開催となりました。
1日目は移動と震災関連のプログラムが中心となり、移動中の車内では、復興ボランティアをされていた方から、当時から現在までの変遷についてお話しいただき、訪問先の大川小学校では遺族の方、復興に携わってきた方とも対話をしました。
2日目は金華山に入り山頂を目指しながら、専門研究家・大学教員にガイドのもと、シカや植物の観察を行い、金華山ならではのシカとの繋がり、植物の特徴などを学びました。
3日目は2日目に引き続き、金華山の様々な場所にてシカや植物の観察を行い、シカも少し慣れたためか、近づいての観察が可能になりました。翌日の4日目に金華山を出港する予定でしたが、台風の影響で海が高波となり、翌日の出港が困難になる可能性があることから、予定を変更して、夕方に金華山を出港しました。
4日目は移動が中心のため、移動中の車内では参加した生徒さんから、スタディーツアーの総括として全体感想、学んだこと、今後の課題発見などを発表してもらい、新渡戸文化高等学校の引率教員と質疑応答の形式にて、学習の振り返りを活発に行いました。
今回のスタディーツアーは、予定を一部変更しましたが、高等学校では体験することのできない大学教員・専門研究家の方とともに生態系における動物の行動、生物同士の関係、野生動物の調査を行うことができ、大変充実したスタディーツアーとなり終了しました。
【麻布大学と新渡戸文化高等学校との連携事業に関する協定について】
麻布大学及び新渡戸文化高等学校は、相互に連携し、麻布大学のSociety5.0時代等に向けて今後の社会や学術の新たな変化や展開に対して柔軟に対応しうる能力を有する幅広い教養と深い専門性を両立した人材育成及び新渡戸文化高等学校の自分と社会の幸せを創り出すHappiness Creatorを育成するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、生涯にわたって学び続ける「自律型学習者」を育てるための取組を推進し、「自己承認」「内発動機」「他者尊重」「未来志向」を高める指導方法及び教材の開発等の取組に資することを目的とするため、令和4年7月20日に協定を締結しました。