麻布大学

ニュースNEWS

プレスリリース:麻布大学と檜原村における交流・連携に関する協定締結式 ~野生動物と共存する地域社会を目指して~

麻布大学と檜原村は「麻布大学と檜原村における交流・連携に関する協定」を締結します。つきましては、二者による協定締結式を上記のように執り行います。当日は取材にお越しいただき、紙面などで紹介いただけますと幸いです。お越しいただける際は直接会場にお越しください。

日 時:令和5年7月4日(火)11:30~12:30
場 所:檜原村役場3階 住民ホール(東京都西多摩郡檜原村467−1)
出席者(敬称略):
・川上 泰 麻布大学 学長
・吉本 昂二 檜原村 村長

東京都檜原村は、都心からわずか2時間ほどで行ける場所に位置し、面積のおよそ8割が秩父多摩甲斐国立公園に指定され、都内であることを忘れるほどの豊かな自然が残り四季折々の魅力的な自然風景が楽しめます。急峻な土地はジャガイモの栽培に適しており、畑一面にジャガイモの花が咲き誇る様は檜原村に短い夏の訪れを告げる風物詩になっております。檜原村の豊かな自然は多くの動植物を育み、希少植物の自生地も多く、大型の野生動物も数多く生息しています。

昭和20年には人口も7,000人余りを数えかつては林業や農業が盛んに行われ、山では仕事をする威勢の良い大人衆の声、里では野を駆け回る子どもの姿があり活気溢れる村でした。しかしながら時代の流れと共に昭和55年以降は林業・農業から離れる若者が増え人口の減少、里山に聞こえていた子どもたちの声も聞こえなくなり、全国や東京都の平均を大幅に上回るスピードで少子高齢化が進んでおります。かつては里と山の境界が明確にあり、人間の住むエリアに近づかなかった野生動物が今では里山に侵入し畑の作物を荒らす獣害に悩まされております。そして高齢化や担い手不足により農作業の継承が困難になってきていることに加え、近年益々深刻な影響を及ぼしている獣害により不耕作の畑が増加することが懸念されています。

麻布大学としては、学術的支援や学生も地域に加わり、獣害防除の対策や課題抽出等地域住民と共に考え、野生動物と共存する地域社会の実現に繋げます。

◎問合せ先:檜原村産業環境課農林産業係:森田・藤原
TEL 042-598-1011(内129・130)
Email sangyou@vill.hinohara.tokyo.jp
FAX 042-598-1009


本学のお問い合わせ先<広報部門の連絡先>
担当部署 総務部渉外課:磯野、野鶴
E-mail koho(a)azabu-u.ac.jp
※(a)を@に変更してください。