麻布大学

卒業生メッセージ(ウェブ版)

自然科学を学べて教職課程がある大学へ

吉川 綾乃
株式会社リバネス 教育開発事業部
2019年度卒業
2021年度 環境保健学研究科 環境保健科学専攻 博士前期課程修了/和洋九段女子中学校高等学校出身

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 祖父が科学関連の書籍・雑誌を中心に扱う出版社で働いていたことから、図鑑や実験器具などに囲まれた環境で育ちました。科学に広く関心があったことから、中高時代は生物部に所属。卒業後は、そのときに興味のあった自然科学が学べ、かつ将来教師として働けるように資格が取得できる大学を選定し、麻布大学への入学を決めました。
大学時代は教員をめざし、教員免許の資格取得に励みました。そして「環境衛生学研究室」ではマイクロプラスチック(以下、MP)によって起こりうる生態影響に興味を持ち、カエルを使用した毒性評価の研究に情熱を注ぎました。この研究は、MPによる生態影響はどのようなものか疑問が湧いたことから、自ら新規テーマとして立ち上げたものでした。実験が思うように進まないことが多く苦戦しましたが、指導教員の関本征史先生から手厚いサポートを受けつつ、研究を進めることができました。

「ワクワクし続ける」という自分軸は永遠に変わらない

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 研究のモチベーションは「河川の新しいルールをつくる!」という思いでした。未規制の化学物質が汚染の原因だとわかれば、国内の川がよりキレイになるはずという期待があり、導かれるようにして大学院へ進学。関本先生を通じて知り合ったリバネスが携わる「マリンチャレンジプログラム※」で研究コーチを担当し、その後入社を決意し今にいたります。 現在は教育・研究支援を行う様々なプロジェクトを担当しています。「ワクワクできることを全部やりたい!」というスタンスは、大学時代から変わりません。この先も、世界中の中高生に科学を通じて"ワクワク" を届ける人であり続けたいです。
※日本財団・JASTO・リバネスが実施する、海洋・水環境関連の研究に挑戦する中高生を対象としたプログラム。