卒業生メッセージ(ウェブ版)
人・設備・研究室 ―― 多様な魅力満載
臨床検査技師
久保田 野々
北里大学病院 病院病理部
2022年度卒業/神奈川県立柏陽高等学校出身
麻布大学の臨床検査技術学科は、様々な魅力にあふれています。私がもっとも素敵だと感じたのは「人」です。本学科では、たくさんの良き友人、尊敬できる先生方と出会うことができました。学科のみんなで一致団結し「臨床検査技師国家試験(以下、国試)」全員合格をめざして頑張ったことは、とても思い出深いです。そして、国試当日まで私たちを励まし会場にも来てくださったクラス担任の先生、国試対策の授業でスポーツドリンク片手に水分補給しつつ重要なポイントで熱弁をふるわれた先生など、熱血先生が多かった印象です。
実践力を養える設備が充実しているほか、2年次という早い段階から研究室に所属できたことも良い点だと感じます。濃密な研究活動を長く続けられたことで、私は学会発表で賞をいただくことができました。
大学で高めたスキルが今につながる

研究室は「病理学研究室」を選びました。「病理検査学実習」の授業で細胞像のスケッチをしていたとき「細胞検査士に向いているかもしれないね」と同研究室の指導教員もお務めだった先生から声を掛けられたことがきっかけです。研究室では病理検査における知識と技術の向上に励み、それが今の病理検体を扱う仕事へとつながっています。
大学入学は、人生のゴールではありません。大学でどれだけのことを学び何を培えるか、そして卒業後も頑張れるかが大切だと思います。まさに麻布大学での学びは、将来の夢を実現するための力をつける機会でした。研究活動も含めて大学時代を懐かしく思い出しますが、この職場にこそ研究に携わる機会(臨床研究)があります。細胞検査士等の資格取得も視野に、新たな専門知識を吸収しながらこれからも成長し続けていきたいです。