卒業生メッセージ(ウェブ版)
早期の実践的学びが技術と自信を育む
奈良 祐佳
東京都立小児総合医療センター 病理検査室
2023年度卒業
秋田県立大館鳳鳴高等学校出身
麻布大学の一番の魅力は、2年次から研究室に所属し、専門的な機器操作や手技を早期から実践できる点です。私はもともと実験が不得意でしたが、「血液学研究室」で本田先生から丁寧に器具の使い方を教わり、経験を積むことで苦手意識を克服できました。また「病理学Ⅰ・Ⅱ・実習」「病理検査学Ⅰ・Ⅱ・実習」で学んだ染色の原理や薄切の厚さの調整、脱脂・脱灰などの知識も、現在の業務で直接的に役立っています。
私が在学していた当時はコロナ禍でしたが、授業では友人と議論して疑問を解決し合い、免疫学への関心を深めました。国家試験対策ではプレッシャーもありましたが、手厚くサポートしてくださる先生方や、オリジナルのカルタを作り学び合った仲間のおかげで乗り越えることができました。同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨し、実践力を養えた環境が今の私の土台です。
患者さんを思い、スキルを磨く
現在は都立病院の病理検査室で、組織の切り出しや染色、電子顕微鏡検査などを担当しています。検体を通して患者さんを思いながら治療方針の決定に貢献できるこの仕事に、大きなやりがいを感じています。特に電子顕微鏡検査は高度な技術を要しますが、先輩方が指導してくださったおかげで「二級電子顕微鏡技士」の資格を取得し、院長賞をいただくことができました。手技の習得には時間がかかりますが、医師から標本を評価された時や、「自分の成長が患者さんの役に立つ」と実感できた時の喜びはひとしおです。
今後も診断や治療の要となる検査データを正確に提供できるよう、探究心を持ち続けたいと思います。麻布大学で学ぼうとされるみなさん、チーム医療の一員として共に成長しましょう。








