麻布大学

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教務DXプロジェクト

麻布大学教務DXプロジェクト

「教務DXプロジェクト」は、2023年に示された学長方針に基づき「学内のDX化を通じ、学生・保護者への情報共有や教職員の働き方改革に向けた推進を図る」ために組織された事務職員によるチームです。AI、自動化、クラウド技術を活用し、大規模システム開発だけではなく、既存ツールの組み合わせと地道な改善の積み重ねで成果を創出しています。学生の学びをサポートし、教職員の業務負担を軽減する、より良いデジタル・ICT環境の実現を目指しています。

活動指針

POLICY 01 フラットなコミュニケーション

Google Workspaceを活用し、役職や部署を超えた自由で積極的な情報共有を推進。チャットやドキュメントで気軽に意見交換できる環境を整備し、組織全体の連携を強化しています。

POLICY 02 メンバーに対する具体的行動の明示

明確なToDoリストと進捗管理により、メンバー一人ひとりの役割と責任を可視化。定期的なタスク共有とフィードバックで、チーム全体の生産性向上を実現しています。

POLICY 03 思考のDX化

AI技術を積極的に活用し、創造性と効率性の向上を追求。ChatGPTやGeminiを日常業務に統合し、アイデア創出から文書作成まで、思考プロセス自体のデジタル変革を推進しています。

主なソリューション

学生・保護者の利便性向上と教職員の業務効率化を目的として、以下のソリューションを開発・運用しています。

AzaBot(アザボット)

AI機能付きチャットボットです。学生の皆さんの修学やキャンパスライフをより充実させるために導入しました。履修登録や学内施設の利用方法など、よくある質問に24時間365日対応し、いつでも必要な情報を得ることができます。また、入学を検討している志願者の方々からの問い合わせにも対応しており、大学についての疑問を気軽に解消できる窓口として機能しています。

アンシンサイト

保護者向けポータルサイトです。2025年3月に正式リリースしました。これまで郵送で行っていた成績通知をデジタル化し、保護者の方がいつでもお子様の学修状況を確認できるようになりました。大学からの重要なお知らせもタイムリーに届けることで、保護者の皆様に安心していただける情報提供の充実を図っています。

動画マニュアル作成環境

ツール連携による合成技術を活用した動画制作環境です。出演者とインタラクティブホワイトボード(IWB)の画面、そして出演者の操作動作が一体的に録画される環境を構築しました。これにより、視聴者にとって格段に理解しやすい解説動画を提供できるようになり、教職員向けのシステム操作マニュアルや学生向けの手続き案内などに活用しています。

Google Apps Scriptによるシステム開発

部署横断型の内製開発によるシステム構築です。外部ベンダーに頼らず、Google Apps Scriptを中核とした開発手法により、高機能なWebアプリケーションを自力で構築することに成功しています。現場のニーズに即した柔軟なシステム開発が可能となり、迅速な改善サイクルを実現。開発コストの削減と業務効率化の両立を達成しています。

より詳細な説明、およびプロジェクトメンバーによる技術記事、研究成果、活動報告などが公式サイトに多数掲載されています。
ぜひご覧ください。

教務DXプロジェクト公式サイト