
2025.01.23NEW受験生
本学における文部科学省私立大学研究ブランディング事業「動物共生科学の創生による、ヒト健康社会の実現」の研究統括者である、本学 獣医学部 動物応用科学科 菊水 健史 教授が、本研究事業にも関連する研究活動の成果として、「社会の起源ー動物における群れの意味ー」(共立出版)を発刊しました。
本書では、動物が群れて社会を形成する仕組みをひも解いています。群れの基本形が家族によることから、オスメスの関係性がどのように成り立つのか、生まれた仔をどのように擁護するのか、という観点から個体間の関係を見直し、その関係がいかに集団に発展していくのか、という点に着目して解説しています。
最終的には生物としての「ヒト」の特性に言及しています。私たちも人間であると同時に、他の動物と同じく自然の中で共生のしくみを作り出してきた生物学的な「ヒト」でもあります。一部は哺乳類など他の動物と同じ機能を有し、また一部はヒト特異的でもあります。人間が「ヒト」として存在してきたことも、「集団」を理解することによって、その一端が解けることになります。
プレスリリース「本学 獣医学部 動物応用科学科 菊水教授「社会の起源ー動物における群れの意味ー」の発刊」(PDF:428KB)