麻布大学

ニュースNEWS

データアントレプレナー実践論ピッチコンテスト『麻布大学賞』の受賞者決定

麻布大学が学術会員として参画しているデータアントレプレナーコンソーシアム(※1)のフェロープログラムにおいて、11月2日にデータアントレプレナー実践論(※2)のピッチコンテストが実施されました。学生及び社会人の受講生がデータサイエンスの実践に役立つ活用方法について、独自のアイディアによる事業提案を発表しました。

同コンソーシアムに参画している企業、大学関係の審査員が様々な視点から審査を行い、最優秀賞、準優秀賞のほか、企業賞を決定しました。本学からは生命・環境科学部の関本教授及び西脇准教授が審査員として出席しました。企業賞はコンソーシアム参画機関の企業や大学が賞を設け、企業賞ごとに審査を分けて行い、本学からの企業賞として麻布大学賞の受賞者を決定しました。なお、企業賞の受賞者には、参画機関から副賞が贈られました。

【麻布大学賞授与者】
電気通信大学大学院 情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 修士1年
三橋 智大 さん

【テーマ】
「中間処理業における課題解決」
AI(人工知能)モデルを用いて混合廃棄物の分別を自動化し、資源循環の促進や海外も含めたゴミ問題を解決していこうというアイディアでした。データサイエンスの力で産業廃棄物の問題を解決し、持続可能な未来を実現しようという素晴らしいテーマで、本学が目指している「人・動物・環境」を通じたSDGsへの取り組みと合致するものでした。

(※1)「データアントレプレナーコンソーシアム」は、「データアントレプレナーフェロープログラム(文部科学省 科学技術人材育成費補助事業 データ関連人材育成プログラム 代表機関:国立大学法人電気通信大学)」の目的や事業内容に賛同した分野を越えた多様な機関で形成し、各機関のネットワークを通じてそれぞれの知見の相乗効果により、人材の発掘、育成、活躍促進を進めています。麻布大学は2020年度からコンソーシアムの学術会員となりました。

プレスリリース:「麻布大学、データサイエンス人材の育成強化に向けて」

(※2)「データアントレプレナー実践論」(データアントレプレナーの活躍、データから価値の創造、ピッチコンテストの実施)は、様々な分野において第一線で活躍される研究者、技術者、経営者からデータサイエンスを業務で扱うためのビジネス理論を中心に学習します。研究や実業での現実的な実例を学んだ後、講師と受講生において双方向のディスカッションを行い、グループワークでその理解を深めます。組織の具体的な事業やロールモデルに触れることで、それぞれの持つポテンシャルをイノベーションに昇華させる方法を学びます。