
2025.01.23NEW受験生
麻布大学生命・環境科学部の江口教授が、11月30日に京都の種智院大学において開催された情報システム学会で学会賞にあたる浦昭二記念賞を受賞しました。
動物を専門分野とする研究者の受賞は初めてのことであり、江口教授が長年に取り組んできた「獣害対策から地域づくりを目指した総合対策」が情報システム学の分野で認められたことは、大きな価値があります。
表彰理由は、「野生鳥獣による農作物被害に関し,野生動物の視点からヒトと動物の共存環境(情報システムとして把握)を明らかにし,問題を起こす本質的なメカニズムを究明することによって,動物行動学に基づく抜本的な問題解決策を考案し,地域住民が自ら参加し,自律的,継続的に農作物被害を改善し、社会に貢献している。この長年の研究実践活動は情報システム学の実践と言える。」とのことです。表彰の選考基準である、「情報システム学は、我々を取り巻く環境・状況の仕組みを情報システムとして考察し、その本質をとらえ、そこに横たわる問題を究明し、その在り方を改善することを目指す。」に合致するとのことです。
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