麻布大学生命・環境科学部でAED講習会を開催―実習や大学祭に備え、学生と教職員が救命処置を学ぶ―

麻布大学生命・環境科学部では、2026年9月24日(木)から25日(金)の2日間にわたり、学部学生および教職員を対象としたAED(自動体外式除細動器)講習会を開催しました。講習会は、より多くの学生・教職員が参加できるよう同一の内容で3回実施し、計50名が参加しました。
参加者は、実践形式の訓練を通して、いざというときに周囲と協力して命をつなぐための知識と心構えを身につけました。学生と教職員がともに学ぶ本講習会は、誰もが安心して学べるキャンパスづくりにつながる取り組みとなりました。
理系大学でAED講習会を開催する意義
麻布大学では、座学だけでなく、実験や実習で専門的な実験器具や薬品を扱う機会が多くあります。理系の学びを安全に深めていくためには、一人ひとりが危機管理への意識を高く持ち、万一の事態にも落ち着いて行動できる備えが欠かせません。本講習会は、後期の実習や大学祭などの行事を前に、学部全体で安全への意識をさらに高めることを目的として企画されました。
胸骨圧迫からAED操作まで、実践形式で救命処置を訓練

本講習会では、救命処置の手順やAEDの操作方法を学んだ後、参加者が数人ずつのグループに分かれ、実践形式の訓練に取り組みました。倒れている人への呼びかけ、呼吸の有無の確認、胸骨圧迫といった一連の流れに加え、「119番通報をお願いします」「AEDを持ってきてください」など、周囲の人に協力を求める声かけも練習しました。
なかでも胸骨圧迫は、心臓が止まっている間も脳へ血液を送り続けるための重要な処置です。参加者は、圧迫が途切れることのないよう、周囲の人と交代しながら取り組みました。

実践訓練では、倒れている人の状況があらかじめ設定されていました。たとえば、サッカーのプレー中に倒れた人の場合には、電極パッドを貼る前に、胸元の汗を拭き取る必要があります。小さな子どもが倒れた場合には、未就学児であるかどうかを見極め、AEDを未就学児用のモードに切り替えなければなりません。参加者は、場面ごとに留意点が異なることを知り、実際の現場で起こりうる状況を想像しながら、判断の一つひとつを丁寧に確認していきました。

参加学生が実感した、救命処置における協力の大切さ
参加した学生からは、「胸骨圧迫は想像以上に力が必要で、休みなく続けることの大変さを実感した。周囲と協力しながら救命処置を行うことの意味がよく分かった」「緊急時に必要な情報を短時間で学ぶことができ、記憶に残りやすいと感じた」などの感想が寄せられました。本講習会は、参加者にとって、AEDの必要性を理解するだけでなく、AEDが届くまでの胸骨圧迫や周囲への呼びかけがいかに人命を左右するかを体感し、緊急時の行動を具体的に思い描く、有意義な学びの機会となりました。講習会の後には、学内に設置されているAEDの場所を確かめに行く参加者の姿も見られました。
安心して学べるキャンパスづくりに向けて、全学的な取り組みを検討
麻布大学は、専門的な知識や技術を修得し、それを卒業後に社会で生かすことのできる人材の育成を目指しています。今後は、学生一人ひとりがより安心して学べるキャンパスづくりに向けて、こうした取り組みの全学への展開も視野に入れ、検討を進めてまいります。








