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「まるでプロの発想」JR東海・FUN+TECH LABOで本学学生が魅せた新しいまちづくリの提案 環境科学科2年次・選択科目「環境フィールドスタディ」

報告会

2025年3月3日(月)に相模原市緑区の橋本駅前にあるFUN+TECH LABO(以下、Fラボ)で、環境科学科2年次選択科目「環境フィールドスタディ」を履修した学生17人が、リニア中央新幹線の建設と駅の設置を契機とした新たなまちづくりについて提案を行いました。

環境フィールドスタディは、現実の課題に基づいて学生たちが主体的に学ぶPBL(Problem & Project Based Learning)科目です。これまで公益社団法人 神奈川県公園協会、株式会社 JR東日本環境アクセス、ライオン株式会社と連携してきましたが、今年度はFラボを運営するJR東海と連携して授業を実施しました 。

Fラボは、神奈川県、相模原市およびJR東海で締結した「イノベーションの創出促進に係る連携協力協定」に基づき、JR東海が設置したイノベーション創出促進の拠点です。橋本・相模原地域の未来を創造するため、地域住民・企業・行政・大学など多様な主体が集い、技術や知見(TECH)をかけ合わせて、日々の生活のワクワク(FUN)につなげることを目指しています。

2024年10月に、JR東海から「リニア開通に伴い、相模原を"人々が集まり、賑わい、新たな事業が創出される"まちにするには?」というテーマが提示され、学生たちは「多様な主体が新結合を起こすまちづくり」という観点から、5つのグループに分かれて討論を繰り返しながら提案をまとめていきました。

学生たちの提案は、以下の5本です。

  • 「近未来ベッドタウンとしてのまちづくり」
  • 「市民活動が創り上げる街 相模原」
  • 「リニア中央新幹線を活用した広域観光」
  • 「相模原市(橋本)の産業を魅力としたまちづくり」
  • 「移住先として魅力的なまちづくり」

問題点の調査分析力、論点の整理能力、解決策の提示力、プレゼンテーション能力の向上を目標として、1年間学び続けてきた本学学生ならではの提案に対し、JR東海だけでなく、京王電鉄株式会社、株式会社 さがみはら産業創造センター、相模原市役所(都市計画課、リニアまちづくり課、 創業支援・企業誘致推進課)、本学の高大接続・社会連携プログラム開発センターからも賞賛をいただき、「大学2年次ながら、まちづくりのプロと同じ様な着眼点をもっている。」「農業や失った地場産業に着眼するという発想はなかった。」などの講評をいただけました。

実際に橋本のまちづくりに関わっている多様な主体から直接いただけたコメントは、地域を歩き、まちの声を拾いながら、橋本の未来を創造するために提案をまとめた学生たちにとって、有意義なフィードバックとなりました。

今回ご協力いただいた関係者の皆様に対し、教員一同、深く感謝申し上げます。

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