麻布大学

研究・産学官連携COOPERATION

獣医学部 齋藤 弥代子 准教授(本学発明代表者)の研究成果が特許登録となりました!

獣医学部 外科学第二研究室の齋藤 弥代子 准教授(本学発明代表者)が考案した発明が特許を取得し、発明者として登録されました。

<特許名>

てんかん発作のモニタリングシステム及びモニタリング方法
(2017年8月18日登録 特許第6193613号)

<本システムでできること>

イヌのてんかん発作の発生を約10秒で検出し、即座に獣医師や飼い主に通知すると同時に、診断のためのデータとして録画ファイルを記録することができる。

<活用例>
  • てんかん発作(全般性けいれん)の早期発見、早期治療
  • 入院見守りシステムとして活用(付ききりの監視が不要となり、人的負担の軽減)
  • 発作時の動画記録による診断や治療支援と研究への活用
<発明代表者から一言>

いつ起こるかわからないワンちゃんの発作を心配するあまり仕事を辞めた方、違う部屋にいても発作に気づくことができるように家の部屋の仕切りをガラス張りにした方、てんかんの患者さんに24時間体制で付き添っている病院スタッフなど、皆様から様々なお話を聞き、てんかんをもつ動物と周りの方々のために何かできないかとずっと思っておりました。

8年、4代に渡る学生達と共に、途中からは企業のご協力も得て、ここまでたどり着くことができました。現在は製品化を待つところですが、大学病院内で試作品をてんかんの発作のモニターに活用しています。

現段階では、全般性のけいれん発作のみ検出可能ですが、今後は焦点性発作の検出、いずれはてんかんの予知への活用にも取り組みたいと考えております。

現在、製品化を進めております。
詳細は以下のページをご覧ください。

中央システム技研株式会社 商品事業部 リモカ販売部 アニマルヘルス てんかんモニタのご紹介

准教授 齋藤 弥代子