麻布大学

研究・産学官連携COOPERATION

麻布大学 『知的資産の"今"』をお伝えするニュースリリース 2018年3月号

【1】<新発見ハイライト>(本学専任教員(共)著者,掲載誌)

  1. 『ケイ酸塩の産卵鶏への投与は, 卵黄の味質および血管強度の向上に効果的である可能性が示された。』
    (山本, 良永ら, Nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi, 65巻)
    責任著者:良永
  2. 『食肉中のカルボキシミオグロビンの定量的抽出方法について, 牛肉を用い, 温度、pHおよび酸素の最適条件を検討した。本報告で示した新規抽出法は, 従来法よりも有意に抽出率が向上した。』
    (竹田, 坂田ら, Animal Science Journal, 89巻)
    責任著者:竹田
  3. 『犬のアトピー性皮膚炎(cAD)の病理組織の解析と培養細胞を用いたin vivoの実験から, ぺリオスチンがIL-25とKDAPを介してcADの増悪と慢性化を引き起こすというカスケードを提唱した。』
    (上家, 代田ら, Journal of Veterinary Medical Science, 80巻)
    責任著者:代田
  4. 『軽微な乳房内LPSストレスによって血中イオン化カルシウム濃度は低下する一方, 血糖値には影響しないことを明らかにした。この知見は, カウサイドで実施可能な急性大腸菌性乳房炎の重篤度診断法として応用可能である。』
    (篠塚, 河合ら, Journal of Veterinary Medical Science, 80巻)
    責任著者:磯部
  5. 『糖尿病と免疫系の関連性に関する論文であり,2型糖尿病のラットモデル WBN/Kob-Leprfa の詳細な免疫学的病態解析はなされていなかったがこのラットでは炎症性サイトカインIL-1が高産生されること, Syphacia muris 投与によりサイトカイン産生を抑えこれが病態発症低下へ導くことを見い出した報告である。』
    (岡本,平,池田ら , Helminthologia (Poland), 55巻)
    責任著者:岡本
  6. 『膜型エストロゲン受容体と抗炎症に関する論文であり,著者らは以前に乳癌細胞で膜型エストロゲン 受容体からのシグナルが炎症性サイトカインであるIL-6産生を負に制御することを報告したが,マクロファージ細胞でもこの受容体が発現しており,この受容体からのシグナルがERKよりもむしろJNKを介して炎症性サイトカイン産生を負に制御していることを見い出した報告である。』
    (岡本,池田ら,Animal Science Journal,88巻)
    責任著者:岡本

【2】 発明リスト

(1)公開特許リスト

次の特許を事業化していただけるパートナーを探しております。
御興味がある場合は,お気軽に御連絡ください。

  • 『イヌの僧帽弁閉鎖不全症のリスク診断』(特願2014-122886)
  • 『食用珪素を含む水溶性溶液の用途方法』(特願2015-182396)
  • 『Porphyromonas gulaeの線毛タイプ』 (特願2017-39387)

本学では,産学官連携を積極的に推進しています。
また,『共同研究』,『受託研究』,『学術指導』,『技術相談』『特許技術のライセンス』 等も随時受け付けています。
些細なことでも,まずは,是非一度ご連絡ください。

お問い合わせ先

麻布大学 事務局 教務部 学術支援課:根本 拓也,守屋 雅史