麻布大学

麻布大学の探究力

麻布大学には最先端の研究を行う数々の研究室があります。そこで日々研究に励む学生たちは、どのような思いで取り組んでいるのでしょうか。
また、高校時代にはどのような夢を持ち、どのような動機からその研究をしてみたいと考えたのでしょうか。各学科に所属する学生の意欲や姿勢に迫ります。


獣医学科(Veterinary Medicine)

牛の病気を防ぐには、どうすればいいの?

小川 綾美小川 綾美(神奈川県・麻布大学附属高等学校出身)

祖母が酪農を営んでいたため、幼少期から牛を身近に感じ、興味を持っていました。しかし、「牛海綿状脳症( BSE )」という死にいたる感染症にかかる牛が日本でも発見され、国も対策に乗り出すなど各地に大きな影響を与えたのです。この問題を受け、牛の病気を防ぐ獣医師になれたら......と自分の将来を考えるようになりました。

獣医学科:在学生インタビュー



動物応用科学科(Animal Science and Biotechnology)

人と動物の共生をめざすには?

小川 綾美山崎 稜平(鹿児島県・KTCおおぞら高等学院出身)

動物が好きで、少年時代は図鑑をひたすら読んでいました。動物と触れ合う仕事に憧れていたのですが、人里に野生動物が出没するニュースを見聞きし始めたころから、環境保全について考えるように。意図したのは、「人と動物の関係性の修復」。そこに本学が掲げる「共利共生」というキーワードがぴたりとはまり、入学を決めました。。

動物応用科学科:在学生インタビュー




臨床検査技術学科(Medical Technology)

アレルギーで苦しむ人のためにも、できることは何か?

小川 綾美小澤 彩夏(神奈川県立相原高等学校出身)

酪農家をめざしていましたが、牛アレルギーであることが発覚し、ドクターストップがかかってしまいました。しかし、同様にアレルギーで苦しむ人のために力になりたいと考え、臨床検査技師になるという夢を持つようになりました。そして、臨床検査技師の国家資格取得をめざしながら、アレルギーの研究ができる麻布大学に入学しました。

臨床検査技術学科:在学生インタビュー



食品生命科学科(Food and Life Science)

食品の味はどんな成分からできている?

小川 綾美中田 裕里(広島県・ノートルダム清心高等学校出身)

麻布大学に入る前は、普段口にする食品の味や栄養分などを科学的に調べてみたいと考えていました。例えば、家庭科で習った「基本五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)」はどんな成分から構成されているのか? 味はどのように生まれるのか? など、食にまつわる基礎知識のさらに向こう側にある世界を知りたいと考えていました。
食品生命科学科:在学生インタビュー




環境科学科(Environmental Science)

私たちを取り巻く環境問題の実際と解決策は?

小川 綾美早津 栄里(新潟県立高田高等学校出身)

頻繁に野山へ出掛ける家庭環境で育ったこともあり、幼いころから自然が大好きでした。高校時代に一番好きだった科目は、やはり生物です。当時はハチやアリなどのように群れを作り、女王や働き手といった階層がある「社会性昆虫」に興味を持っていました。大学では専門的に自然を学び、実際に現場へ出向いて調査してみたいと考えていました。

環境科学科:在学生インタビュー