
臨床検査技師をめざせる大学の
各研究室を吟味した上で入学
勝間 珠理
神奈川県立追浜高等学校出身
高校時代に進路について考えていたとき、母から臨床検査技師を薦められ、この職業を志しました。そして、大学進学を目標に掲げると同時に、大学では自分の強みを見つけ、それを伸ばすことを決意。関東の臨床検査技師をめざせる大学が擁する各研究室をくまなく調べた上で選んだのは、本学の「生理学研究室」でした。決め手は、生理機能検査で使用する機器を実習期間外でも利用できることや、遺伝子に関して研究できることです。実践的に学べると同時に、興味があったことを探究できるとあって、麻布大学を第一志望として考えていました。
ミライに向けて築くイマ
〜私が臨床検査技術学科で築くコト〜
「臨床検査技師の仕事は、きっと自分に向いている」と感じた勝間さん。資格取得が可能な各大学の研究室の中でも「生理学研究室」に引かれ、学びを深めるため入学しました。
future
人の健康を支え、社会に貢献する将来像を思い描く
大学入学前から特に興味を持っていたのは、生理学です。幼いころから疾患と症状に関するドキュメンタリー番組に興味を持ち、大学ではテレビから得る情報よりも奥深く、専門的に学べるという点で本学科への進学を心待ちにしていました。この時点で抱いていた将来の夢は、もちろん臨床検査技師です。思い描いた将来像は、勤務先で先輩方から様々なアドバイスをいただき、同期と切磋琢磨(せっさたくま)し合いながら患者さんの健康を支え、社会に貢献している――そんな姿でした。
入学するとすぐ、待望の生理学の授業がありました。疾患の前に生理機能の原理を学んだため、機能の低下により病気にかかりやすくなる理由が腑 に落ち、ますますこの分野にのめり込んでいきました。疑問に感じたことがあると先生に質問したり、私のように生理学が好きなクラスメイトと理解を深め合ったりしたことで「やっぱり大学は、より専門的に学べる場所だった!」と心から納得できました。


以前から生理学に興味を持っていただけに、意義深い授業となった
now
常に患者さんを尊重し、寄り添うプロフェッショナルになりたい
2年次になり、満を持して「生理学研究室」での研究活動がスタートしました。入学前から知っていたとおり、心ゆくまで生理機能検査の機器を使うことができ、この操作スキルが着実に磨かれていきました。
そして私にとって何より魅力的なのは、研究室の担当教員である小野澤裕也先生の存在です。先生は現在も臨床検査技師として活躍されているだけに、医療現場の最新機器にも精通されています。私が機器の操作に困ったり、臨床生理学でわからなかったりする部分があってもかみ砕いて説明してくださいます。また、先生は講義で臨床におけるエピソードをお話しになりますが、患者さんに対する先生の温かい思いがひしひしと伝わってきます。
今後は私も臨床検査技師として疾患のある患者さんの検査を担当することになるでしょう。いかなるときも患者さんを尊重し、思いやる気持ちを持ち続けたいと心に刻みながら、今を大切に過ごしています。


被験者の負担を少しでも減らし、できるだけ短い時間で行うことが機器操作のポイント
ミライに向かう、私の学びのツール
「附属学術情報センター(以下、図書館)」は勉強にも最適な場所
雑音や人の動きがあると集中力が落ちてしまうため勉強場所の確保に困ったことがありましたが、図書館が解決してくれました。左右と前が仕切られた個人用の席があり、勉強がはかどります。各座席には電源がついているため、パソコンを使った学習にも最適です。
