麻布大学

生命・環境科学部

食品生命科学科FOOD AND LIFE SCIENCE

入学前から楽しみにしていた
「食品加工学・保蔵科学実習」

岩佐 詩織

横浜創英高等学校出身

冷凍食品を食べることが多かった私は、高校生のときから冷凍食品にまつわる疑問を抱いていました。最初に浮かんだのは、同じ料理であっても冷凍食品とイチから手づくりした場合とで栄養の取れ方に差があるのかという疑問です。食品添加物量の差などにも興味が湧いていました。そんな矢先、4年制大学では全国で初めてHACCP教育を推進するという麻布大学の情報が目に入ってきました。「食品保蔵科学実習」では冷凍餃子などの調理を通してHACCPに基づく衛生管理法が学べると知り、入学前から楽しみにしていました。

ミライに向けて築くイマ
〜私が食品生命科学科で築くコト〜

岩佐さんは、国際基準HACCPに基づく食品加工過程などの実践的な学びにも興味を持ち、本学科に進学しました。

ほかにも本学科を選んだ理由があると、岩佐さんは語ります。

future

人々の営みに興味があり、選んだ「食のデータサイエンス研究室」

私が食品生命科学科に入学を決めた理由は、もう一つあります。それは、先生と学生の距離が近いことです。実は元々私は文系で、大学進学に当たって理系に変えるべきか真剣に悩んでいました。オープンキャンパスでもない時期、麻布大学を訪れた私は正門前で躊躇(ちゅうちょ)していると、そこを通りかかったある先生が声を掛けてくださったのです。幸運にもその先生のご厚意でキャンパスを見学させていただき「ここには親身に接してくださる先生方が多いはず!」と直感しました。

その印象は、入学後も変わりません。私が所属する「食のデータサイエンス研究室」の先生方も優しく、手厚くご指導してくださいます。当初は冷凍食品に関する研究をしてみたいと思っていたのですが、高校時代から人々の営み(心理学)にも興味があったことから、人の集団を対象として食と健康の関係について研究する本研究室を最終的に選びました。

人の集団を対象に研究する「食のデータサイエンス研究室」を選択

now

研究活動を通して「頑張れば成果が得られる」と実感

私の研究テーマは「新型コロナウイルス感染症による食生活の変化について」です。既存データを収集し、まとめ直し、さらに解析を行う形で研究が進みます。膨大なデータを必要箇所だけ間違えないようにピックアップするのは、至難の業でした。解析ソフトを使ったことのない私にとっては難易度が高く、さらに苦労しました。「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」発令期間のデータ収集も途方に暮れましたが無事に乗り越え、完成させることができました。そして、その成果を学会でポスター発表できたことに、何より感動しました。

研究室での活動を通して「頑張れば何かしらの成果が得られる」ことを経験できました。最初は研究の進め方もわからず不安でいっぱいだったのですが、先生方の力をお借りしつつ前に進み続けられました。4年前、正門前にたたずんでいた自分からは想像できなかった今があります。麻布大学の先生方には、心から感謝しています。

日本公衆衛生学会に、研究室の先生方と参加

ミライに向かう、私の学びのツール

課題などの作業がはかどる「カフェテリアさくら」

リーズナブルでおいしいランチはもちろんのこと、パンやコーヒーなどカフェらしいメニューもあるので、とても気に入っています。お薦めは窓際にある2~3人掛けの席。パーソナルスペースを確保でき、課題などを集中して進められるので、よく利用しています。

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