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ヒトとイヌの生物学的絆を実証
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2015.04.17
ヒトとイヌの共生は1万5千年から3万年前に始まるとされている。従来イヌはヒトの最良の友と言われてきたが、その両者の絆は科学的な研究対象として扱われて来なかった。今回、両者の関係性が、哺乳類の母子間に共通に認められるような、オキシトシンと視線を主としたアタッチメント行動のポジティブループによって促進されるものであることを明らかにした。このポジティブループはオオカミとでは認められなかったことから、進化の過程でイヌが特異的に獲得したものであることも明らかとなった。
このようなヒトとイヌの異種間における生理学的な絆形成の存在は、イヌの優れた社会的能力を示すものであるとともに、イヌと生活環境を共有するヒトの社会の成り立ちの理解の手がかりになることが期待される。
本研究は麻布大学、自治医科大学並びに東京医療学院大学の共同研究で行われ、Science(2015年4月16日号)に掲載予定である。
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プレスリリース:ヒトとイヌの絆形成に視線とオキシトシンが関与:PDF(809KB)
Oxytocin gaze positive loop and the coevolution of human dog bonds(Youtube動画:英語版)
Oxytocin gaze positive loop and the coevolution of human dog bonds JPN(Youtube動画:日本語字幕版)