
2024年度「相模原市民環境意識調査」分析結果報告
麻布大学生命・環境科学部3年次「社会調査実習Ⅰ・Ⅱ」において、相模原市民の皆様を対象とした環境意識調査を実施いたしました。ご回答協力いただいた皆様には感謝を申し上げます。
学生による分析結果の一部を公開いたします。
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投函数350通 有効回答134票 38%
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7名の実習履修学生は、それぞれ相模原市の一地区をランダムに選び出し、各地区の選挙人名簿から50名の皆様をくじ引きのように抽出するランダムサンプリングを行いました。少ないサンプル数であり、統計学的には至らぬ点がありますけれども、一部の単純集計結果を以下に示します。
ペットの飼育状況
ペットの飼育状況について得られた結果をまとめたものである。「飼っていない」が16%,「飼っている」が67%,「飼っていた」が17%であった。このことからペットの飼育歴がある方は対象者のうちの20人、すなわち全体の約8割を占めていることがわかった。

野生動物被害認識

1.自分も知り合いもあると回答した人が4人、2.自分はあるが知り合いにはないと回答した人が2人、3.自分にはないが知り合いにはあると回答した人が1人、4.自分の身の回りではないが近隣ではあったと回答した人が4人、5.自分のみの周りではないと回答した人が8人であった。回答者の周囲では被害を知ることは少ない。
3R行動についての意識

コンビニエンスストアーでのビニール袋有料化前から、3R行動をしている回答者が多いことがわかる。
相模原市のごみ収集ルール認識

ほとんどの回答者がわかりやすいルールだと認識していることがわかる。
海洋汚染とプラスチックごみ

「強く認識している」と回答したのは1名、「ある程度認識している」と回答したのは16名、「あまり認識していない」と回答したのは1名、「全く認識していない」と回答したのは1名であった。
回答者の約9割が「強く認識している」または「ある程度認識している」と回答していることは、海洋プラスチック汚染問題が広く認知されていることを示している。
環境問題対策

環境問題対策で、最も優先して取り組むべきものでは、異常気象対策が3人で12%、地球温暖化対策が12人で48%、外来生物対策が0人で、プラスチックゴミ対策が2人で8%、その他が0人、どれも重要で決められないが8人で32%という結果になった。
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